中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2022-01-01から1年間の記事一覧

中小企業の事業承継問題!

中小企業白書によると、最近の事業承継の経営者の就任経緯を見ると、同族承継の割合は減少し、従業員や役員など親族外承継(内部昇格)と同水準の34%となっている。承継方法がこれまでの親族内承継から、親族以外への承継にシフトしてきたようだ。①子がいな…

事業承継!

2025年までに中小企業社長の約245万が平均引退年齢である70歳を超えるとの事だが、、その内の約127万が後継者不在で事業継続が絶たれる可能性が大きいと心配される。 小規模事業者では、人材難から社長自身の経営能力や意欲に依存しており、後継者不在による…

中小企業の経営者の高齢化!

中小企業の経営者の高齢化が進んでおり、経営者年齢のピークはこの20年間で50代から60~70代へと大きく上昇している。また、後継者の不在状況は深刻であり、近年増加する中小企業の廃業の大きな要因の一つである。 現在、6割の中小企業が後継者不在に悩んでお…

外食売上が上昇傾向!

10月の外食売上は2019年の同月比で5.5%増となり、コロナ前の水準をようやく上回った。 最近も新規感染者数が増加し、第八派が懸念されるが、国民の多くはコロナ慣れし、コロナに対する恐怖心が消えつつあり、加えて、全国旅行支援や水際対策の大幅緩和で人…

飲食店のあり方!

飲食店はF(原材料)L(人件費)R(賃料)が主要費用で、特にFL両方の合算で60%までに抑えることが望ましいが、最近の物価高と人件費高で難しくなっている。原価を下げると品質に問題が生じ、人件費を抑制すると接客が悪くなり、顧客離反の原因となる。店と…

コロナ禍の外食!(1)

「すかいらーく」と「サイゼリヤ」だが、両社の業績には明暗が分かれている。「すかいらーく」は赤字に転落しそうだが、「サイゼリヤ」はコロナ前の業績を上回るなど好調である。「すかいらーく」は傘下にがストやバーミヤンなど多種多様な業態を持ち、外食…

現状価格を維持できなくなった外食業界!

円安・物価高により現状価格を維持できなくなった外食業界。コロナ過でも業績をあまり落とすことなく堅調な経営をしていた回転寿司チェーンだが、企業努力ではどうしようもなくなったため、価格への転嫁を考え出してきた。 先月(10月)、値上げしたスシロ…

コロナ収束で外食環境が変化!

かっぱ寿司が営業秘密の持ち出し事件により叩かれた。スシローもおとり広告、フライング表示、品切れ騒動、など相次ぐ失態で謝罪と返金を求められたりと多くの問題が発生し、今、回転寿司業界を取り巻く環境が混乱している。 せっかく長年の努力によって築き…

食べ放題・飲み放題の店はどうやって儲けるのか?

お客様から、「食べ放題飲み放題の店は何でやっていけるのか」とよく質問を受ける。たぶん、たくさん食べて飲んだ人はそう思うであろうし、その光景を見た周りのお客さんも同様であろう。 私が焼肉店を経営していた時、最も儲かる商品と言えば、「食べ放題・…

訪日個人旅行の解禁と全国旅行支援!

訪日個人旅行の解禁や入国者数の上限撤廃などコロナによる水際対策が今日11日からやっと緩和された。 国内に於いては問題になっている円安のメリットを生かしつつ、日本と海外の国際的な交流を一層活発化させるもので、日本の社会経済活動に大きく寄与する…

かっぱ寿司問題!

「カッパ寿司」問題が世間を賑わかせている。同じ業界の経営陣が営業秘密持参でライバル社の社長に就任していたら業界の秩序が乱れるのは当然であろう。特に外食業界は雇用の流動化が活発で会社に対する忠誠心が少ない人が多い。 だから平気で裏切って同業に…

外食を取り巻く環境は厳しい!

日本は外食慣れした人が多く、品質に対する目が厳しいからコスパの評価も手厳しい。昔は情報量も店の方が優位だったので、情報格差から店側が主導権を握り料理の価格や内容などを決め客は出された料理を食べ請求された代金を支払うのみだった。だからある意…

コリアタウン!

がある若者たち」をターゲットにバリエーション豊かなカフェ&スイーツのオープンを計画している。おしゃれなスタッフを集め、お客様を刺激しながら韓流ブームへの好奇心を醸成し、且つ、快適な雰囲気でくつろげる店を目指している。 その店はK―POPや韓…

結婚したくない若者が急増中!

少子高齢化が問題視される中、一生結婚しない男女が14%以上と過去最高になっている。 (結婚の意思に関する独身者の回答結果) ↓↓↓↓↓ 結婚する意思があるかどうかを、独身の男女(18~34歳)に聞いたところ「一生結婚するつもりはない」と答えた男性は17・3…

物価上昇、円安で外食は大変!

コロナ禍でも「餃子の王将」は、売上構成比が4割まで拡大した持ち帰りやデリバリーが好調で業績を伸ばしている。 この店の優れた点は、あれだけ安くボリューム感がある料理でも原価率が30%と原価管理技術が優秀である。 またオペレーションの効率化も図れ…

ワークライフバランス!

売上や従業員数など規模の大きい会社が必ずしもいい会社ではない。それよりも経営体制が健全で、従業員が楽しく働けて、顧客が満足している「三方良し」の関係がいい会社の証とはよく言われる。 上に対しても下に対しても正直な上司が存在し、自己の成長を促…

今日は8月29日(ヤキニクの日)

今日は8月29日(ヤキニクの日)です。焼肉店にとっては絶好の稼ぎ時だと思います。 私も以前、焼肉店を経営していた時は気合い入れてこの記念日を迎えたものです。 ここ最近は、食材価格やエネルギーコストの高騰及び人手不足による人材確保の為の人件費の上…

夏の甲子園は今日が決勝戦!

夏の風物詩である高校野球甲子園大会は、いよいよ今日が決勝戦です。 これが終わると秋の雰囲気が一気に漂ってきて、寂しい感じがします。 今年はコロナ感染者が拡大する中でも行動制限がなく、甲子園も3年ぶりに入場制限がなく良かったですね。 やはり観客…

コロナ過の店舗減少はチャンス!

コロナ過に於ける飲食店の減少は今までの過剰な競争環境が緩和しているという事でもある。なかなかコロナ以前に戻るのは難しいが、いずれ段階的に外食需要が回復すれば、商品力・販売力や財務力など店舗運営力のある企業にとっては、シェア拡大に向けたチャ…

事業承継で家業を継ぐ事

事業承継で家業を継ぐ事は自分がやりたい夢を捨て、古臭いイメージを抱く後継者が多い。確かに、サラリーマンとして勤めやりがいのある仕事を任せられていたり、家族を持ち安定した生活で生きがいを持っていたらそれらを捨て経営者という未知の世界に突入す…

ポストコロナに於ける飲食店の生き残り策!

複数の飲食チェーン店で厨房内の不衛生な実態や劣悪な労務環境などが問題になっている。そもそも美味しい料理・真心あふれるおもてなし・快適な雰囲気の提供でその対価として原価の3倍近くの代金を頂いている飲食店で絶対にしてはいけないことである。 従業…

飲食店の買収!

飲食店の買収で買手の目的は時間を買うのも一つ。有形資産の価値は決算書を見ればわかるが、店の将来価値である無形資産(知的資産含む)は従業員が持っている場合が多い。熟練調理人など高度な調理技術の属人化、常連様を固定化しているベテラン接客員など…

コロナ新規感染者数が急速に拡大する中での飲食店!

コロナ感染者が全国で24万人超と過去最多になり急速に拡大している。せっかく夏休みに入り人々が旅行など行動が活発になり消費が伸びる時期なのに残念なことである。 コロナ過で、諸悪の根源と標的にされていた飲食店は、現時点では行動制限もなく自由に営…

中小企業診断士試験に向けて!

来月8月6日(土)7日(日)は中小企業診断士の一次試験ですね。猛暑の中、二日間に渡る過酷な試験です。相当な試験時間を要する難易度の高い試験で、受験される方の意気込みが伝わってきます。知力・気力・体力が必要な大変な二日間だと思います。 私は1…

第七波は外食にどう影響を与えるか!

せっかく営業が落ち着きかけたのに、ここにきてまた第七波に突入。その為、また自粛営業を要請されるのではと心配する飲食店。 ここ2年半コロナに翻弄され、店の存続が危ぶまれたが、何とか頑張ってきた店の中でこれから先の心配と自身の高齢から、これから…

コロナ過で定着した飲食店の業務の機械化!

飲食店でまた人手不足が顕著になり、従業員への負担が問題となっている。従業員の自殺や勤務中の過労死も発生し、特に大手外食は世論から叩かれ適正な労働環境への対応に追われている。外食産業はイメージが大切だけにこういう事件は致命傷である だが、それ…

有名シェフのジレンマ!

ファミリー客や一般客など最も多い顧客層で形成されるマス・マーケットをターゲットにファミレスを展開する外食チェーン企業。商品力の優位性と価格のリーズナブル性をアピールする為、元有名ホテルシェフを招聘し、その著名シェフの名を冠した商品を次々と…

マクドナルドの運営体制には驚き!

「週1日から、1日2時間でもOK」など、マクドナルドは柔軟な働き方で多様な人達が働く企業として有名である。見渡すと高校生から94歳の方まで幅広い年齢層の人が働いている。地域に根ざした存在となっており、スケジュールに融通が利きやすいのも好評で定着率…

スシローの復活を期待したい!

回転寿司業界№1の「スシロー」がウニやカニの在庫がなく提供できないと分かっていながらCMで広告したなど、景表法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令が出された。 「スシロー」は他の回転寿司と比較しても、」基本である本業の寿司に最も力を…

外食に円安は脅威!

外食の市場規模が5ヶ月連続で前年超えしている。特に極端に落ち込んでいた居酒屋までもコロナ前の65%まで回復いるとの事である。 コロナで停止していた外国人観光客の受け入れも再開され、これから更に業況が改善されることが期待され今まで辛酸をなめさせ…