2021-01-01から1年間の記事一覧
すき家は牛丼の「並盛」を23日から50円値上げして税込み400円になった。米国産牛肉の値上がりや原油高による輸送コスト上昇などが主な原因である。また持ち帰り容器や半導体不足による注文用タブレットの導入費も負担が大きく逆風が吹いている。働く人の給料…
「会社は初代が大きくし、2代目が傾け、3代目が潰す」とはよく聞く。中小企業を倒産させるのは、三代目が6割と最も多く、二代目・三代目社長を足すと9割を超えているとの事だ。 一方で「初代が会社の礎を築き、二代目はそれを発展させ、三代目は新境地を拓く…
(前回から続く) しかし印刷業界はネット印刷の普及で既存の業務スタイルでは太刀打ちができないなどの激しい環境変化に、柔軟に適合できずに淘汰が始まったのである。 先見力のない同社はこのネット印刷に客が流れるのを防げず、低コスト・高品質・スピー…
長年勤務していた印刷会社で技術・経験・ノウハウを蓄積し、51歳の時に従業員一人引き連れスピンオフして創業した印刷会社社長。市場の成長や取引先、顧客にも恵まれ、飛ぶ鳥を落とす勢いで業況拡大を実現し、いつの間にか従業員35人、年商6億円の会社…
組織の成立要件に、①共通目的、②貢献意欲、③コミュニケーション、がある。人間一人では何もできない、できたとしてもたかが知れている。一人では一人の仕事しかできないが2人が協力してやれば3人~4人の仕事ができるものである。 古い話だが、高度経済成…
感染対策の為、非接触型運営が求められる飲食店。入店案内~食事~レジ会計・持ち帰りを店員が関与せず、自動化・機械化されている回転寿司。 接客と高度な技術による調理が飲食店にとっては付加価値創出の源泉。 その中でもレジ会計は再来店を促す最後の接…
ホームページ制作を主力事業にしている支援先が葬儀社と提携してオンライン葬儀事業を新たな取り組みとして展開する計画である。「小規模事業者持続化補助金低感染リスク型」にも採択され、その補助金をうまく活用し、更なる成長発展を目指している。 オンラ…
来年春、星野リゾートが大阪・新今宮にオープンする。コロナ前はインバウンド需要による訪日外国人で活性化していた地域。 駅の南側には日雇い労働者の街として知られた「あいりん地区」(大阪市西成区)が広がり、治安が悪いイメージも強かった地域だが、な…
コロナが収束しつつある今、今後の外食市場の成長を狙い飲食店の出店が増えている。長期化したコロナのせいで廃業が増え、賃借条件のいい良好な居抜き物件を出店意欲が旺盛な若手経営者が狙っている。成長速度を高める若手経営者は一気呵成に出店を進め、市…
緊急事態が前面解除され、早く飲食店に飲みに行きたいと待ちわびた人が大勢おられたもの。さぞかし大盛況なのかと思っていたら、通常営業になったのに客足の戻りが遅いようである。 その主な原因は①感染が怖い②周囲の目が気になる③飲みに行く習慣がなくなっ…
今月に入り、感染者数の減少に伴い、お酒が出せるようになって20日が経過した。でも各店の業況を見ていると長い間、我慢していた店の常連様で活況を呈している店もあれば、そうでもない店もあるようである。お客さんは何気なくお店の普段の頑張りを適切に…
ラーメン店の倒産が増えているようだ。ラーメン単価はどんなに高くても1,000円位で薄利多売。狹小店舗が多い中、回転率が勝負だが、コロナによる時短協力の要請で、営業時間が制限されると採算が合わなくなり、経営が厳しくなるのは当然である。 その為、朝…
緊急事態宣言がようやく解除され、ゴールドステッカーを持つ飲食店は、10月からお酒が販売できて営業時間も21時までと延長されることになった。さっそく店を再開した飲食店主に聞くと、ずっとやってきた事なのに、しばらくやってないから勘を取り戻すの…
コロナの新規感染者数が減少し、緊急事態宣言が解除されそうで明後日にも決断されるようだ。それを見据え、長い間短時間営業したり、ずっと休んでいた店が再開に向け、動き出している。大丈夫かなとまだ不安ではあるが、発注の準備をし、また店内洗浄し、メ…
コロナで外食不況の中、好調なのが焼肉業態。換気の良さから感染対策の好イメージが定着し、感染を怖がるお客さんに人気である。また接待需要激減で、この時期は高級和牛が値崩れし、今が和牛をお手頃価格で食べる千載一遇のチャンスと喜ばれている。そもそ…
ラーメン店は日本全国に1万8000店(経済産業省統計)あり、非常に競争が激しい。「出店したい業態」として人気なラーメン店は、新規参入の敷居が他業態に比べ比較的低い半面、同一商圏での同業店舗の乱立、他の飲食店との競争などでレッドオーシャン化…
人気のうどんチェーン店「丸亀製麺」。ここは各店に製麺機や大きなゆで釜を置き、店での手作り感をお客さんにアピールしている。 これらは、セントラルキッチンを設け、店内業務を省力化・マニュアル化し効率運営を目指す他のチェーン店とは一線を画している…
コロナによる大手ファミレスチェーンの撤退が止まらない。酒類の販売禁止で廃業が相次ぐ居酒屋と同様に苦戦しており、デリバリーやテイクアウトでは補完できていない。特にテレワークでオフィス立地での不振が深刻で、在宅勤務が増えた郊外型立地はまだ家族…
今年はとにかく暑過ぎる。テレビでも「特別に必要ない人は運動をしないで下さい」との案内が頻繁に出される異常な状態である。救急車のサイレンが昼も夜も鳴り響き、熱中症患者の受入に病院も大変だ。搬送先探しに時間を要し、救急車がずっと待機しているの…
緊急事態宣言で大阪の飲食店では、またお酒が販売禁止となった。せっかくゴールドステッカーを申請し、短時間だが酒が出せるからと、ずっと休業していた店の営業を再開した居酒屋の店主はまたかと嘆く。このタイミングで、ゴールドステッカーの事前審査が完…
アルコール市場が縮小する中、酒類業界の救世主となっているのがレモンサワーである。酒離れが進む若者にも飲みやすいと売行き好調で、各社も競って新商品を発売して需要を喚起しているようだ。 ビールに代わる食中酒として各メーカーが狙っており、飲食店に…
2021年度の最低賃金の引き上げ幅が28円を目安となりそうだ。引き上げ幅は過去最高で、全国平均で現在の902円から930円に引き上げられる見通しである。 稼ぎたいといった金銭動機の強い働き手にとっては嬉しいことだろうが、コロナ禍で苦しい経営を余儀される…
昨日(7月12日)から大阪では、「まん延防止重点措置」が延長された。ゴールドステッカーは申請しないと、頑なに申請を拒否をされていた居酒屋の店主も、この状態で8月22日まで更なる休業をしたくないとの事で、急遽、申請依頼が来て手続きをしてあげ…
コロナで廃業する事になった和食店の料理長が、部下と共に自ら開業する奮闘記がTVで紹介された。今までは料理のことだけ考えていればよかったのに経営者となり、全体を考えねばならないから大変そうである。 いいものを出していれば売れる時代ではないのに、…
コロナでまるで「外食=悪」のように捉えられ犠牲を強いられている飲食店。 確かに人が集まり、酒が入ると会話が多くなり、飛沫が飛び感染原因になるかもしれない。 だが、黙食や1人で静かに飲むバー、隣席と相当離れている店まで、画一的に時短営業や禁酒制…
政府は6月20日に期限を迎える緊急事態宣言について、解除する方向で検討しているが、解除された場合、大阪府と兵庫県は「まん延防止等重点措置」の適用を求めることを検討しているとの事らしい。 最近は連日、暑い日が続き生ビールが美味しい時なのに、もし…
居酒屋「ワタミ」は、将来を見据えファンドから120億円の資金を調達する計画である。調達した資金で現在、力を入れている焼肉店の新規出店や不振の原因である居酒屋を焼肉店に業態転換させ、2026年までに130店舗を出店させ業績改善を図るようだ。さすがはト…
緊急事態宣言が更に延長されるようで、飲食店はもう我慢の限界にきているのが実状だ。唯一の支援策である時短協力金も相当に遅れているから、もう背に腹はかえられないとの事で、要請に応じない店も増えてきており、混乱を極めそうである。 その協力金だが、…
高齢のご夫婦で経営する業歴60年の花屋さんから、「一時支援金」の事前確認作業で要請があった。 連日の大雨で足元が悪いから、来てもらうのは大変と思い、こちらから伺うことにした。 北新地や布施のスナックやラウンジが主要取引先で、その取引先が、こ…
人とモノを一緒に運ぶ「貨客混載」が、コロナ禍で乗客が減る中、注目されている。新幹線でも実施しており、朝獲れた新鮮鮮魚を夕方には飲食店に届け、店はその付加価値を訴求し他店との差別化手段に活用している。 人が乗らないから荷物を載せ積載効率を高め…