中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

コロナ禍の外食!

居酒屋「ワタミ」は、将来を見据えファンドから120億円の資金を調達する計画である。調達した資金で現在、力を入れている焼肉店の新規出店や不振の原因である居酒屋を焼肉店に業態転換させ、2026年までに130店舗を出店させ業績改善を図るようだ。さすがはトップダウンの「ワタミ」である。

 

一方、「鳥貴族」は新業態のチキンバーガ―の「TORIKI BURGER(トリキバーガー)」の出店を計画する。鳥貴族と同様に、使用する食材はすべて国産とするチキンバーガー専門店で、朝食からディナーまでの営業とし、イートインのみならずテイクアウト、ドライブスルー、デリバリーを想定している。鳥貴族のDNAを受け継ぎ、低価格・高価値の商品構成を予定しているようだ。

 

近くにある「鳥貴族」はコロナ前によく行っていたが、今はずっと休業中である。コミュニケーションの場である焼鳥店や居酒屋は、長時間営業や酒が提供できなければ魅力がない。昼間に弁当を販売していた時期もあったが、採算が合わずやめたようだ。6月20日までの我慢と信じ、今は耐えるだけと踏ん張っており、21日からの営業再開に向けスタンバイ中である。

 

こういった外食を取り巻く環境変化の中、コロナで売上が激減し二毛作を始める飲食店も存在する。居酒屋などは昼の時間帯を有効活用できて売上が上がる、食材の回転率も上がり食材ロスが減少する、等のメリットがある。店舗イメージがぼやけブランディングに失敗しやすいデメリットもあるが、藁にもすがる思いで試行錯誤する飲食店には検討する価値がある。夜の時間帯は自社ブランド、昼の時間帯は他社ブランドにフランチャイズ加盟して急場をしのぐようだ。

 

また最近は、コロナの影響で一人外食をする人が増えているようだ。外食に家族や友人を誘いにくいとの理由が多く、コミュニケーションの場である飲食店が活用できない現実を憂う。早くみんながワクチン接種を終え、マスクなしの日常生活に戻れる日が来る事を願いたい。

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