中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ラクビー・ワールドカップに見習え!

ラグビーのワールドカップでの番狂わせに、日本中が大騒ぎである。戦前の試合予想では、いくら勢いがあっても世界ランキング2位のアイルランドには絶対不利、また地元での開催で気合が入っているからと言っても力の差は歴然である、というネガティブな前評…

メンバー達は感情を持った組織の構成員!

「怒る」と「叱る」は違うとはよく言うものだ。「怒る」は自分の感情を爆発させ、自己中心的に相手を怒鳴る事である。要は相手への配慮は全くなく、相手がどうなっても気にすることなく、自分のストレス発散の為に感情を押し付ける、といった独りよがりの行…

自分勝手な経営者は世の中に必要なし!

建設業許可を持つ事業者は、一定の要件を備えて許可を受けている為、経営面、技術面、管理体制の面に於いて、「お墨付き」を受けている状態である。しかしその「信頼の証」と大手ゼネコンとの取引実績を武器に、下請業者を信用させて仕事をさせ、支払いもせ…

「会社を辞めたらもう他人」との考え方はよくない!

今の時代、転職は批判される事ではない。適度な転職はスキルアップを図るうえで重要とされているのも事実でる。あくまでも適度であって辞め癖や逃げ癖がある人のように度を過ぎた転職はするものではない。転職する際の面接で、転職の多さから採用を見送られ…

会社と社長の幸せは結果として従業員の幸せに!

自分が創業した会社を存続させる為、社長は売上・利益の増大は当たり前のこと、事業価値や社会的信用の向上、雇用維持と拡大に努めるものだ。会社と従業員のお互いが、仕事にやりがいを持ち、幸福になる為には、会社と個人の成長を両立させる事が必須だ。 社…

仕事をリタイアした後の人生!

先日、ファミレスに行ったら、たぶん定年退職されたご主人と奥さんだと思うが、隣におられた。ご主人は奥側のソファーにどっしりと腰かけておられ、奥さんがドリンクバーに行って、飲み物を用意されていた。そして席に戻りご主人に、「あなたも、もうこれか…

企業が抱えるしがらみが成長投資を阻む(下)

・・・・・続く 既存技術の向上によるシェアの拡大と維持は、経済合理性に見合った経営判断だが、その合理的な判断そのものがイノベーションの障害となっていると指摘される。これらは、業界のトップシェアを誇る大企業や大看板に胡坐をかいた優良企業に多い…

企業が抱えるしがらみが成長投資を阻む(上)

「企業が抱えるしがらみが成長投資を阻む」とはよくいうもの。 そのしがらみは、事業・組織・顧客の3つ。 まずは「既存事業のしがらみ」 既存事業から安定的に得られる収益に比べ、新規事業からの収益は不確実性が高く、それだけリスクも内包する。資金繰り…

職場の断捨離!

会社の業歴が長いと、社内にはゴミが溜まってくる。かつては役に立ったものの、いつしか価値が無くなったりもする。それらは昔の思い出もあり、なかなか捨てられない。祖業であれば尚更だろう。 例えば、役に立たない資産や人材、邪魔になるだけの在庫や成功…

フランチャイズ契約の難しさ(下)

・・・・・続く 最近は、業態開発してちょっと成功したら、自らが本部を設立して他人資本を活用して、一気に多店舗展開しようとする会社がある。「何故、成功したのか」の大した根拠もないのに、また本部として加盟店を牽引する組織能力もないのに、加盟店を…

フランチャイズ契約の難しさ(上)

フランチャイズ・ビジネスは、本部(フランチャイザー)が持つブランドや運営ノウハウなどを加盟店(フランチャイジー)に提供し、加盟店はそれらを活用し、且つ、本部の指導を受けながら、素人でもプロのように経営していくものである。 本部としては、今ま…

事業承継計画を策定し確実に推進しよう!

必死に働き、息子には自分と同じようなしんどい目には合わせたくないと、大学まで行かせた中小企業の社長。 大学卒業後、就職させたもののすぐに会社を辞め、今は無職のボンクラ息子。甘やかしすぎたのか、どう見ても後継者になる資質・能力がない。いくら親…

平気でドタキャンする悪質な客には要注意!

土壇場でのキャンセルをドタキャンと言うが、平気でドタキャンする悪質な客がたまにいる。 今はSNSに窮状を訴えそれを拡散してもらい助けてもらう店もあるようだが、それも限度があるだろう。店の損害は精神的なものを含めて計り知れないものだ。中にはドタ…

環境変化に適合させた飲食店づくりを!

外食業界を取り巻く環境は大きく変化している。少子高齢化・人口減少、デフレから緩やかなインフレへの経済・金融政策、需要の伸び悩みから競争の激化、市場の縮小、消費者ニーズの多様化・個性化・高度化、外食のレジャー化、と枚挙に暇がない。 その激変す…

飲食店で何よりも大切なのはお客様の声!

外食チェーン企業で業績が低落傾向にある時、「市場の事は市場に聞け。現場の事は現場に聞け」とよく言うもの。本部が現場から上がってくる数字とにらめっこして、机上の空論を現場に押し付けてはいけない。本部員も社長に、「傾向と対策」を常に説明できる…

外食業界で生き残るのは難しい!

飲食業界では経済が成熟化し、人々のニーズが多様化すると市場の細分化がより進展する。外食チェーン大手は、それぞれの市場に豊富な経営資源を投入し、マルチブランド戦略を展開している。しかしこれら各ブランドもコンセプトが不明瞭になり、結局、中途半…

居抜き物件には要注意!(下)

・・・・続く しかし案の定、私の思惑とは異なり、その店は来店客数が想定外に少なかった。飲食店(焼肉店)は当然に地域密着で事業展開せねば生存は困難なので、必死に地元のイベントや特に商店街への活動には協力していき地域の皆さんに可愛がってもらえる…

居抜き物件には要注意!(中)

・・・・・続く 私は1店舗目はタダ当然で居抜き物件の造作物の譲渡をしてもらい、5年間の経営でけっこう儲けさせていただいた。引き継いですぐに厨房機器や空調が故障し、500万位のリース契約を結ばないといけなくなったのは予期せぬ出来事で予想外の出…

居抜き物件には要注意!(上)

念願である飲食店を開業する際に、居抜き物件を利用する人が増えている。一昔前は経営が行き詰って閉めたいけど、原状回復費用や廃棄費用がないので、閉められず赤字営業を継続せざるを得ない人もいたものである。 10年前くらいから飲食店専門のM&A市場…

飲食店での長時間労働はトラブル発生の元!(下)

「企業は人なり」と言うが、特に労働集約型産業の飲食店は人の管理が大切である。 人手不足の飲食店が応募に飢えた状況の中、せっかく来た応募者を逃がすまいと簡易な面接で済ませ、「取りあえず入れてダメならすぐ辞めらそう」という店がある。 そんな安易…

飲食店での長時間労働はトラブル発生の元!(上)

長時間労働が最も多いのは飲食業界であることは有名な話である。お客さんとの距離が一番近い業界で、少しでも他店との差別的優位性を確保しようと、商品力と接客力の強化に努める為、どうしても労働時間が長くなるのである。 ましてや今は特に人手不足の時代…

中小企業の社長にはいろいろなタイプがある!

国内には358万社(者)の中小企業があるが、それぞれの社長にとって「社長の仕事」の捉え方が違う。「社長はあまり仕事をするべきではない」もあれば「社長こそもっとも働くべきだ」もある。 又は「社長は作業をしてはいけない」もあれば、「社長でもでき…

現金商売の飲食店では着服防止の仕組みが必要だ!(下)

・・・・・続く 休日以外、勤務日は毎日着服しており、月に70万程度の着服となっていた。これに本人の給料を加えるとその主任は1.400万程度を会社からもらっている計算になり、想像を絶する会社の損失である。 過去(6か月間)を遡って調べると毎日コンス…

現金商売の飲食店では着服防止の仕組みが必要だ!(上)

飲食店での問題は売上の着服である。店の規模が大きくなれば、現金売上も多く、その分着服しても分からないのではということで思わず魔が差してしまうようだ。いくら最新のPOSレジを導入しても必ず盲点があり、着服する人間に限ってそれを見抜くのが上手い。…

「あんたの代りはなんぼでもおるよ」と言われ顧問契約を解除!

中小企業にとって必要不可欠で身近な存在はやはり「税理士先生」である。ものづくりが得意で高度な技術は持ち揃えても、計算が苦手な社長は多く、ましてや税務申告となれば、税理士先生に丸投げの社長が多いのが実情である。 売上拡大に向け販路拡大の為の提…