中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

会社と社長の幸せは結果として従業員の幸せに!

自分が創業した会社を存続させる為、社長は売上・利益の増大は当たり前のこと、事業価値や社会的信用の向上、雇用維持と拡大に努めるものだ。会社と従業員のお互いが、仕事にやりがいを持ち、幸福になる為には、会社と個人の成長を両立させる事が必須だ。

                                                                                                                 

社長は孤独なもので、人生の殆どの時間を会社経営に費やしている。そういう社長の経営に対する一生懸命な思いを従業員達は見ている。社長は景気低迷で業績が悪い時、自らの給料も取れないことが多い。少ない売上の中から仕入れ先への支払い・従業員への支払いを最優先にするのである。

 

もちろんそれらへの支払いをしておかなければ、会社が機能しなくなるから当然ではあるが、自己を犠牲にしてでも従業員や取引先を守りたいという、社長の思いは痛いほど伝わるものである。特に身近な従業員達は、この社長のために、何とか会社を軌道に乗せたいと強く思い、みんなが頑張って会社を支えてくれるのだ。

 

従業員達の本音は、社長自身が幸せになってもらわないと自分達だけ幸せになる訳にはいかない、ということである。社長も自分自身が幸福と成長を感じなければ、従業員の幸福と成長はない事を認識せねばならない。

 

そういう美談的社長が存在する中で、会社を自分の私腹を肥やす道具としている愚か者社長がいる。そういう社長には強く言いたい。従業員の人生を束縛しておいて、自分の幸福を掴む為の道具として利用してはいけない。

 

 

 

従業員を単なる費用(コスト)と思ってはいけない。コストと思うからムリに使おうとして歪みが生じるのだ。またパワハラも起きて社会的制裁を受けねばならなくなる。競争力の源泉である人をうまく使っていかないと会社の成長はない。

 

 

 

会社はもちろん、営利目的だから利益創出の為に努力しなければならないが、一方で社会の公器としての役割も果たさないといけない。

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「企業は社会の公器である」とは、有名な話。企業は色々な特典をもらって社会に存在させてもらっているのである。だから企業とは社長の私物ではなく、公の器であるという事を認識せねばならない。しかし中には私物化も甚だしい会社が多く存在する。従業員・取引先・顧客・地域への責任をしっかり考えよう。社長も自分だけ良ければいいという考えがあるのなら廃業をした方がいいだろう。社会に対する自覚と責任を持って経営してほしいと思う。