2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
若手診断士と話す機会があったが、すごい勢い を感じる若者であった。「まだまだ負けんぞ」 という思いはあるが、伸び盛りの人を押さえつ けても、と思い聞き役に徹した。「追われるも のより追うもの強し」を実感したものだ。私も まだ有用な知識や経験を、…
財務を制するもの起業を制する」というように 最低限の財務知識がないと経営の舵取りは難し い。だが、実際には全く分からない社長が多い のも実情だ。常に即断・即決・速攻が求められ る経営者が財務の裏付けなく行動していたらダ メだ。一方、財務分析ので…
日産のゴーン氏が落差の大きい転落を味わった が、中小企業診断士も社会的評価の落差が大き い。、一方ではVIP待遇を受け、接待で案内 される店も高額で、びっくりする応対だが、ま ったく相手にされないこともある。社会的認知 度の低さからだろうが新規…
起業後の生存率を見ると、開廃業率の高い米国 と比べ日本は高い。起業後5年間で米国48.9% に対し日本は81.7%となっている。日本はより 起業には慎重で失敗しないように徹底した事前 準備をして、もしだめでもすぐには市場から退 出せずあらゆる手段を講じ…
会社数が減少している中で起業の動きも目立 つ。起業家の年齢構成を見ると「若い人=起業 家」のイメージがあるが、一番多いのは60歳 以上のシニアだ。定年退職後のセカンドキャリ アとして起業を選択する事が推察される。確か に今のシニアは元気で知識・…
日本の会社の99.7%は中小企業。その中小企業 支援で最も身近な存在が税理士先生。しかし事 業環境が複雑化すると旧態依然の先生では対応 が困難らしい。そこでようやく中小企業診断士 に声がかかるのが実情。500万社あった中小企 業が今や380万社。中小企業…
中小社長が後継者不在の為、売却を検討してい るが、同業他社に売却するのには抵抗があり、 また異業種に売却するには従業員や企業文化・ 風土の不一致から難しいと考える社長が多いと 思う。そういう場合は、事業承継ファンドに株 式譲渡し、そこからハンズ…
団塊世代の中小社長も69〜71歳。平均引退年齢 の70歳を迎え、後継者不在で自分の代で辞める つもりでいた社長もいざ廃業となると寂しいも のだろう。昔は家業のある家に生まれたら当然 に後継者の道しかなかった。しかし今の時代は 子供の自由にさせている例…
事業承継で遺言書は絶対ではないと言われる。 理由は、①相続人全員の同意で遺言とは異なる 分割ができる、②他の相続人の遺留分に抵触し たら減殺請求され後継者の相続予定分が減殺さ れる、からだ。対策として相続人全員に理解と 協力が得られるよう、法定遺…
下町ロケットが面白くなってきた。前シリーズ より中小企業の実態に基づいた内容になってお り、中小企業診断士の私としたら興味を持って 見ることができる。今回放送の内容は、個々の 力は脆弱でも、多くの中小企業が技術と知恵を 結集し大企業に対抗する。…
調剤薬局にまた新たな逆風が吹いているらし い。コンビニより多い薬局だが、医薬分業の恩 恵だけ受け機能していないとの批判だ。確かに 患者的にも院内処方の方が費用負担が軽いので 助かる。 また医師の過剰な投薬をチェックする役割を薬 剤師が果たしてい…
昨日の日経新聞で娘が家業を父から継いで頑 張る記事があった。確かに家督相続の時代で はなく男が継ぐものという常識に拘る必要は ないだろう。息子にムリやリ継がせるのな ら、父を慕い良好な親子関係の娘が継ぐ覚悟 と意欲があるなら後継者には最適な選択…
新興企業の出口戦略に変化が起きているとの事 らしい。多くの企業が上場を投資回収手段にし ていたが、大企業への譲渡も増大中だ。新事業 創出や研究開発強化の為に大企業の需要も高いみたいだ。 大阪万博も決まり、多くの来阪者に新たな技術 を活用した異次…
一人で多様な資格を取りそれら総てを業務とす るのは、これだけ経済社会が複雑化し、顧客の 要求水準も上がっている現在は難しいと思う。 では持っていると価値が上がるから取って名刺 に載せるだけというのも資格を取る費用対効果 を考えると疑問視される。…
資格数が相当増えている。「モノ消費からコト 消費」と今後も更なるサービス経済化が進展す る。そして次々と参入する新サービスにより、 人々のニーズが個性化・多様化・高度化してい くだろう。その結果、細分化した市場毎に専門 特化した職業ができ、その…
開業は4月1日、前日まで前オーナーが営業。入 替日なし、オーナー交代のみで即営業。造作 物・什器備品は無償譲渡、人もそのまま、在庫 を買取り釣銭の5万と共に後日払い、物件の保 証金(350万)と仲介手数料(38万)は金がで きた段階で前オーナーに。加盟…
私が診断士を取る動機に屈辱からの解放があっ た。外食企業の経営指導員だった時、加盟店オ ーナーは曲者だらけで、新米の私はこき使わ れ、日々の仕事が苦痛でしょうがなかった。 上司も最悪で会議の度にその曲者達の前で私に 罵声を浴びせ、自分の威厳を誇…
万博の開催が大阪に決まった。多方面から来阪される多くの人に大阪の良さをアピールしよう。その為には近代化されたショッピングセンターよりも自然発生的に形成された商店街の整備に力を入れなければ。 その街の歴史・文化・伝統を組み込んだ商店街のコンセ…
A Iに代替される士業に税理士と社労士も入って いた。確かに定型業務は代替可能だが、中小企 業が最も重視する経営資源は、金・人だ。資金 繰りと節税で頼るのは税理士。中小企業の最も 身近な存在である士業なので、その重要な役割 を担う先生が機械に代替…
中小企業を訪問して必ず見るのは従業員の表情 だ。長時間労働が常態化し、やらされ感が強い 職場の従業員は定着率が低いのは当然。働き方 改革が叫ばれている中で珍しいがまだまだ存在 する。私が飲食店の経営をしている時、常に従 業員の表情を見ていて、少…
定年後のセカンドライフとして飲食店を開業さ れる人がいる。定年後はと目標を定めサラリー マン時代にいろいろな、店で食べ歩きをされ研 究されたのだろう。開業資金も退職金を投入す れば可能でしょう。但し未経験の人が趣味の延 長でやると後悔する事が多…
マニュアルは従業員に最低限のレベルを維持さ せるツール。それを遵守した上で更なる質的向 上を目指さないと他店との差別化は困難。「料 理は美味しく価格はお手頃」はコスパに厳しい 日本では当然。接客や快適な雰囲気で差をつけ ないと持続的な競争優位性…
「いきなりステーキ」のサービス内容が、4年 に及ぶ紆余曲折だったがビジネスモデルとして 認定された。本来、外食で特許申請をする例は 少ない。知的財産権で守る事は費用対効果を考 えて割りが合わないし、発明と認められる可能 性が低く特許認定が困難だ…
高齢世帯、単身世帯、共稼ぎ世帯の増加を背景 にカレーのレトルト市場がルーを上回ったとの 事。カレー好きの日本だが、外食産業ではカレ ーの全国展開はムリとの常識があった。唯一、 CoCo壱が独自の工夫をして、その常識を打破 したのだ。今後、家庭の味が…
昔は大手外食チェーンが圧倒的な価格競争力で 全国展開する中、地域密着の個人店は勝ち目が なかった。大手外食店が近隣にオープンすると 顧客が奪われ売上が下がる、相乗効果で商圏が 広がり売上が上がるのどちらかだ。しかし、SN Sなどを活用し、顧客吸引…
中小経営者が事業承継で会社を譲渡・売却する 場合、買収側が吸収せず、子会社として存続さ せる例もある。新規事業や新規エリア開拓の場 合はその方が得策だ。その際、旧社長がそのま ま残り経営の指揮をとる事を要請されることが 多い。買収側にとっても、…
会社社長に相続が発生した時、定款に定めると 「相続人に対する売渡し請求」ができるが、相 続クーデターには要注意。社長の経営に不満が あった専務などが計画を企てる可能性がある。 相続人は売渡し請求の決議に参加できないので 会社が買取り、金庫株にし…
代々、親族内で承継してきた中小企業が経営と 資本の両面から外部へ承継するケースが増えて いるのは当然だ。業容を順調に拡大させた会社 は事業規模が大きくなり親族だからという理由 だけでは任せられないからだ。後継者には事業 に関する専門知識、業務経…
親族内後継者が不在の為、役員や従業員を社長 にして経営を継続する事もある。会社の内情に 精通し業務知識や実務経験も豊富、従業員も気 心が知れているから一体感を保ちながら経営で きるメリットがある。しかし前社長が存在して いるうちはいいが亡くなり…
以前、顧問先が中年男性と揉めてるから応援し てくれと要請があった。現場監督の求人広告で 来た人だが、会社側が雇用契約ではリスクがあ ると思い業務請負で契約したらしい。よくやる 手だがそういう考えがダメだ。結局、解除した がその人も何を勘違いした…