起業後の生存率を見ると、開廃業率の高い米国
と比べ日本は高い。起業後5年間で米国48.9%
に対し日本は81.7%となっている。日本はより
起業には慎重で失敗しないように徹底した事前
準備をして、もしだめでもすぐには市場から退
出せずあらゆる手段を講じて居残ろうとするの
では。英国はだめと思ったらさっさと退場する
国民性と失敗を許容する社会風土と国の制度が
あるのではと私は思う。
日本の起業家意識は欧米と比べ低いが、その一
方で起業に関心を持った人が起業する割合は高
い(米20%、日本19%、英13%)。これらか
ら、77%の起業無関心者を起業関心者になって
もらうように導くと共に起業する際の経済的・
精神的な負担の軽減策がより求められる。
開業支援策を、充実させて目減りしていく会社数に歯止めをかけよう。