会社数が減少している中で起業の動きも目立
つ。起業家の年齢構成を見ると「若い人=起業
家」のイメージがあるが、一番多いのは60歳
以上のシニアだ。定年退職後のセカンドキャリ
アとして起業を選択する事が推察される。確か
に今のシニアは元気で知識・経験・人脈など起
業するうえでの基盤は整備されている。まだま
だシニアが経済社会を牽引するのだろうか。若
者も頑張らねばならない。
日本は欧米諸国と比べ起業無関心者が多く7
7%が無関心だ。開業率が英国の14%と比べ
5%と低いのは安定志向が多いという事だけで
なく、開業コストが高い、起業に要する日数・
手間がかかるのも原因だ。また失敗した時の敗
者復活制度が昔に比べれば整備されてきている
が欧米諸国と比較するとまだまだのようだ。安
易な復活制度の確立もモラルハザードになるの
で加減が難しいが。