中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

子や孫の代のことまで考えた商店街づくりが大切!(上)

飲食店は個店で集客力を高めるより、ショッピングセンターや商店街などの集合店舗に出店して集客の負担軽減を図る店も多い。集合店舗全体で効果あるマーケティングを実施してもらい恩恵を享受するのである。単独で実施するより効果は高いだろうから魅力的で…

親族内承継の注意点!

昔は「家業は長男が継ぐのが当たり前」だった事業承継。だが、最近は子供がいない、子供が継ぎたがらない、子供では能力不足、といった諸問題から親族外承継が増大中である。 実例+Q&A 親族「内」事業承継―オーダーメイドの株式対策 作者: グラントソントン…

「親族を後継者へ」にこだわり過ぎて失敗した事業承継(下)

・・・・・前回から続く しかし娘婿は元々が公務員。こういう外食企業の社風に合わず、何とか我慢して頑張るもストレスが溜まりギブアップ状態だった。社長の娘である奥さんに愚痴をこぼすが奥さんは、「認識が甘い」と叱咤するばかりで相談相手になろうとし…

「親族を後継者へ」にこだわり過ぎて失敗した事業承継(中)

・・・・・続く そして息子は周囲の過剰なプレッシャーに耐えきれず、とうとうリタイアすることとなる。そしてリタイアだけで終わらず、精神的な病に陥り入院することにもなった。 元々気の弱い息子である。その気の弱さは父である社長も知ってはいたが、何…

「親族を後継者へ」にこだわり過ぎて失敗した事業承継(上)

金がなければ不幸に思う事が多いが、金があっても不幸な場合がある。靴屋を営む平凡な男性が、ある日、自分の才覚を見出し、またそれを強力にサポートしてくれる女性が後押ししてくれたことをきっかけに、二人三脚で外食産業に進出して大成功した。この重な…

下請けいじめにあわないように!

大企業である親事業者が下請企業と取引する際、高飛車な担当者が「仕事をさせてやる」という姿勢で無理を言ってくる時がある。普段はコンプライアンスの徹底と言っているが、「下請法」を無視した要求を当然のようにしてくる。今は優越的立場にいてもいつ立…

因果応報!

ある飲食店のランチに行き驚いた。味は大したことはないが、すごいボリュームでギャル曽根にお勧めのような店であった。その店は地域でも体育系の大学生を中心に話題の店らしく、私としては採算的に心配する店である。 人生が楽しくなる「因果の法則」 作者:…

継続は力なり!

世の中、どこにチャンスが落ちているかわからない。モチベーションを高める為、すぐに効果が見える事も大切な場合もあるが、早期の効果を求めて先の成功を失う事もある。事務所を開業し、いつまで種まきをするかは自らの資金繰りと相談せねばならぬが、せっ…

サブスクリプション市場が拡大中

サブスクリプション市場が拡大中である。今は、持って優越感に浸る生活より、持たない生活で効率的な消費スタイルを好む消費者が多くなってきた。自動車のCMでも買って所有するのが当然との考えに、「その考えはお古いです」と言っているように、現代社会に…

成長する中食市場!

消費税軽減税率、女性の社会進出や、少子化・高齢化・結婚しない人が増え少人数世帯の増加という社会環境の変化を背景に、食の外部委託化比率が高まっているが、中食市場は成長分野に位置づけられ、市場が拡大している。2018年も9年連続で市場が拡大し、市場…

「桜を見る会」。有事の対応で人の本音が分かる!

「桜を見る会」で与野党の攻防が過熱している。報道も大きく時間を割いてこの問題に取り組んでいる。追い込まれた安倍首相は防戦一方で、どう逃げるか頭を悩ませているようで、官房長官の記者会見での歯切れの悪さが物語っているようだ。ブログに乗せていた…

初心忘るべからず!

サラリーマン時代から、趣味である「食べ歩き」を奥さんと共に楽しんでいた旦那さん。お互いが「自称グルメ」で美味しく食べることを共通の価値観とし、夫婦仲良く暮らしていたものである。 夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を…

用意周到な事業承継を!

大企業に勤める息子が、後継者となる事を決めてくれ喜ぶ小売店社長。だが頭の切り替えができず、大企業とのギャップに適合できない息子。実際に今の商売は自分たちで成り立っていると自負する従業員達。社長もその点を理解していることもあり、その従業員達…

娘婿を後継者にして失敗した会社!(下)

・・・・・・続く 長女夫婦が離婚することとなり、会社としてはまた後継者探しをすることとなった。今度は次女がタイミングよく結婚することとなり、これがまた有名企業の出世コースを歩んでいた方であった。前回の失敗を反面教師として、会長も指導する姿勢…

娘婿を後継者にして失敗した会社!(上)

ある会社の創業者には息子がおらず2人の娘がいた。その娘さん達は社内で勤務している。創業社長が67歳の頃、長女が結婚し時期後継者として、その婿さんを招き入れることとなった。社長夫婦のブランド好きは有名で、その婿さんも、誰もが知る日本を代表す…

飲食店を経営して分かった事!(下)

続く・・・・・・ 定年退職後や老後に飲食店をフランチャイズで始める方も多い。フランチャイズとは、本部が加盟店に特定の地域において、その看板を使って商売することを許し、加盟店(オーナー店)がその対価としてロイヤルティを支払うシステムのこと。 …

飲食店を経営して分かった事!(中)

フードビジネスのための 最新 飲食業の法律問題と実務マニュアル (事業者必携) 作者: 服部真和 出版社/メーカー: 三修社 発売日: 2016/07/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る にほんブログ村 にほんブログ村 無料でカンタン! …

飲食店を経営して分かった事!(上)

「衣食住」の中でも、生活する上で最も大切な「食」。それをビジネスとする内食・中食(食品スーパーやコンビニ)・外食企業の生き残り競争は厳しい。 日本政策金融公庫の業種別廃業状況によると、飲食店・宿泊業の廃業率が最も高く、18.9%である。要は「参…

働く人の意識を変えねば!

日経の働く意識調査によると、30代と50代には相当な壁があるようだ。このジェネレーション・ギャップは組織の階層間で歪みをつくりそうで心配である。 働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社 作者: 小室淑恵 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発…

大切な人を気にするなら、万全な相続と事業承継を!

私が前職時代からお世話になっている、京阪枚方駅の近くにある焼肉店「大同門枚方店」を訪問し、相続と事業承継の打合せをしてきた。オーナーは今72歳、まだまだ現場で活躍している。息子さんに10年前から厨房を任せ、オーナーがホールの分業体制だが、権限…

人材は最も大切な経営資源!

企業や店ではこの人手不足の中、リファラル採用やインフルエンサー採用に注目が集まっているらしい。リファラル採用は昔からある社員からの紹介制度だが、この人手不足の中、よりこの制度を活用する企業が増加中である。どんな人か分からない人を新規で採用…

中小企業診断士2次試験合格発表を前に思う事!

中小企業診断士の二次試験の合格発表は12月6日。10月20日に試験があり、発表までに47日ある。非常に長い。だから落ち着かない不安な日が続くものである。今、あと一か月後の合格発表を前にしているが、合格を確認しないと次の口述対策に取り組むモチベーショ…

頑張れ!松屋町商店街!

11月1日は「中小企業診断士の日」がマイドーム大阪であり、時間があったので大阪で人形の町として有名な、松屋町に挨拶回りに行ってきた。 私は以前、この地で焼肉店を経営していた時に、松屋町の皆様には大変お世話になったもの。特にこの界隈でも有名な…

「備えあれば患いなし」で、家族信託で事前対策を!

今、相続相談に乗らさせて頂いている80歳代のご夫婦。先祖代々の土地と建物にお二人で住んでいるが、大きすぎて老夫婦には使い勝手が悪い。売却して駅近くのマンションを購入して引っ越しを検討中である。 認知症の家族を守れるのはどっちだ! ?成年後見より…

セブンイレブン問題!本部と加盟店は経営理念共同体!

「潮目が変わる」とは物事の流れが変わるという意味である。コンビニの24時間営業問題が議論されるきっかけを作った東大阪のセブンイレブン店長が、今度は正月1日を休むと言い出した。 セブン‐イレブンの正体 作者: 古川琢也,金曜日取材班 出版社/メーカー: …