中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

継続は力なり!

世の中、どこにチャンスが落ちているかわからない。モチベーションを高める為、すぐに効果が見える事も大切な場合もあるが、早期の効果を求めて先の成功を失う事もある。事務所を開業し、いつまで種まきをするかは自らの資金繰りと相談せねばならぬが、せっかく一念発起して開業したのだから簡単に諦めない方がいい。長期ビジョンを立てその実現に向け持続的な成長ができるように仕組みの確立の力を入れよう。

 

 

 

 

私もそうだったが、よっぽどの人脈やスキルがある人はともかく、開業当初はお客さんがつかず、いつになったら軌道に乗るのか不安なものである。殆どの先生はそれも想定内にして事業計画をされているだろうが、半年過ぎても開店休業状態では焦りが出てくるものである。

 

保険の為にこれらを見越し、他に収入源をお持ちの先生もおられるだろうが、これはこれでその収入源に甘えてしまい、ハングリー精神がなくなり、必死さが不足するものである。その結果、成果が出なくても危機感がないので、いつまで経っても成果が出ない状態になり、何のために開業したのか、ただのお飾り事業になってしまう恐れがある。

 

 

 

先日、行政書士で成功している先生の話を聞いた。行政書士は業務範囲が広い。だから、あれもこれもと業務の幅を増やしがちだが、総ての業務に精通し、業務をこなすことは不可能に近いものである。「あれもこれもできる」という「何でも屋」はあまりよくないとの事。確かに事務所にあらゆる業務に精通した先生が在所しているならともかく、その名ことは不可能であろう。

 

 

診断士学習をされた人には「釈迦に説法」だろうが、ターゲットを絞り専門特化することは自らの事務所の強みと特徴を明確にアピールでき、他事務所との差別化に繋がるものである。もちろん極端に絞りすぎても採算上の問題があるだろうが、中核業務を定めその周辺分野を強化していくのが適切な戦略であろう。

 

 

 

専門分野以外の仕事が来て、勿体ないからと引き受けたくなるだろうし、これからそれも自らの専門に加えたいと欲張ってしまうものだ。それが結局何でも屋になってしまい、特徴のない事務所になってしまう。私の場合は、相続関係も含めた事業承継を中心業務とし、サービスを提供している。

 

 

その他の分野は専門の先生を組織化してつないでいる。ただ行政書士としても看板を上げている以上、「私は専門でないですから」とも言えないもの。その為、それら専門外の分野に於いても最低限の知識を有し、専門の先生につなげられるようにはしている。

 

 

 

また私は、自らの事務所の認知度向上の為と自らの発信力を高めようと今まで1年に渡って、毎日コツコツとツイートしてきた。その効果もあり、今やフォローワーさんは2.800人おられる。昔から長続きしない性格の私もこのフォロワーさんの数と「いいね」の増加をモチベーションにやってきたものである。

このSNSで様々な先生との出会いや仕事に繋がったりと素晴らしい効果があり嬉しいもの。

 

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先日もNHK福岡放送のニュースで、電話取材を受けたが、これも私のTwitterを見られた事がきっかけで、依頼を受けたのである。この事でSNSの魅力と「継続は力なり」の大切さを認識したものであった。

 

 

 

どこにチャンスが落ちているかわからない複雑な社会。モチベーションを高める為、すぐに効果が見えることも大切な場合もあるが、早期の効果を求めて先の成功を失う事もあるので要注意。士業事務所を開業し、いつまで種まきをするかは自らの資金繰りと相談せねばならぬが、せっかく一念発起して開業したのだから簡単に諦めない方がいい。長期ビジョンの実現に向け、また持続的な成長ができるように頑張っていってほしいものである。