私が診断士を取る動機に屈辱からの解放があっ
た。外食企業の経営指導員だった時、加盟店オ
ーナーは曲者だらけで、新米の私はこき使わ
れ、日々の仕事が苦痛でしょうがなかった。
上司も最悪で会議の度にその曲者達の前で私に
罵声を浴びせ、自分の威厳を誇示する為に私を
利用し日々が苦痛だった。だから自分の存在を
認めさせる為に資格勉強したのだ
だが、診断士は勤務時代に取得できなかった。
奴隷的拘束な激務環境の中で勉強の時間を確保
するのも困難。そこで考えたのが自ら店を経営
する事だった。自分の裁量で時間を使えるのが
理由だ。諸事情で無資金。幼子のいる家族持
ち。無謀過ぎたが、今後の充実した人生の為に
必要と思い不退転の決意で挑んだ。
飲食店開業はある加盟店から辞めたいとの申し
出があり、そこに私が名乗りを上げたのだ。業
績不振の店だったが周辺情報から店の潜在力は
分かっており、効果ある施策を実施すれば再生
可能と思っていた。同じく診断士の勉強をして
いた別の上司(頓挫)の協力を得ながら、リス
クある賭けに身を投じたのだ。
続く・・・