中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

事業承継の定義とは

事業承継に明確な定義がある訳ではなく後継者 確保や相続税問題といった方が中小社長には分 かりやすい面もある。経営者が事業活動を通じ て培った経営権・資産・知的資産(無形資産、 競争力の源泉である強み)等これらを後継者に 引き継ぐこと。 シンプル…

中小社長の資金繰りの辛さを理解しよう

診断士として中小社長と真剣に向き合おうと思 えば自らも経営経験があった方が説得力があ る。今は人の問題が深刻だが、中小社長の最大 の課題は資金繰りだ。「入るものより出るもの を少なくすればいい」「入る金より出る金を後 にしたらいい」という基本を…

参入と防衛を重視した戦略を

これだけ社会が複雑化・多様化してくると総て に対応するのはムリ。もちろん組織対応できる コンサル事務所は別だろうが。持続的な差別的 優位性とは他事務所にはない強み、その強みに 価値があり模倣困難であることが前提条件。競 争戦略の基本は参入と防衛…

気分屋の息子に振り回される事業承継

事業承継で後継者を選定する際に、子が継ぐの を拒否したので、役員や従業員から選び承継の 準備を進めていたら、突然子供が「事業を継ぎ たい」と言い出し、社内が混乱することがあ る。家族でよく話し合いをして決めないと皆ん なが迷惑するし、業歴の長い…

多様なフィールドで活躍する中小企業診断士

昨日は中小企業診断士の日記念イベントがあった。日経新聞に掲載されたようだが、3年前、ビジ ネスに最も役に立つ資格は1位が診断士、2年前 ビジネスマンが1番取りたい資格は診断士、一 年前A Iに代替されない資格の1位は診断士らし い。2次試験の発表待ちの…

雇われ社長は簡単ではない

後継者がいないために取りあえず会社役員や従 業員を経営者にして 経営を継続することもあり ます。会社内部に精通し業務知識や実務 経験も 豊富、従業員も気心が知れているから一体感を 保ちながら経 営できるメリットもあります。し かし、経営者が存在し…

いざという時に資格は武器になる

資格取得希望者が減少している。各資格の申込 者数を時系列で見れば顕著に表れている。人口 減少はもちろん、「難易度の高い資格試験にム リに挑戦しなくても景気が好転した為、会社の 仕事をしていたらそれなりの生活が可能。」 「資格を取得しても高収入が…

親族外承継は難しい。

親族内承継が減少している中、役員や従業員へ の承継もM&Aと同様に増えてくるだろう。通 常、会社には借入金がある。借入金の経営者保 証を押し付けられたら、経営者としてやってみ たい気持ちがあっても躊躇するのは当然だろ う。家族の理解も得られない…

真剣に事業承継を考えませんか。

事業承継では、3つの承継が必要となります。 後継者教育などを進めながら経営権を引き継ぐ 「人(経営)」の承継、自社株式・事業用資 産、 債権や債務など「資産」の承継、経営理念 や取引先との人脈、技術・技能といった「知的 資産」の承継を、計 画的に…

生前の対策を

社長にもしもがあり相続が発生した時、財産は あればあるでもめ、なければないでもめる。昔 は仲の良かった兄弟姉妹でもそれぞれが独立し て家族を持てば我欲が出てくる。入れ知恵する のもいる。相続財産の殆どが事業資産なら円滑 な事業承継は困難だ。遺言…

歯医者が廃業の危機

中小企業の休廃業・解散件数を見ると最も多い のは建設業。サービス業も多いが、その中でも 多いのは①一般診療所②飲食③土木建築サービ ス④経営コンサルタント⑤歯科医院、になって いる。今、にわかに注目されているのは歯科医 院の廃業だ。コンビニより多い…