中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

「会社を辞めたらもう他人」との考え方はよくない!

今の時代、転職は批判される事ではない。適度な転職はスキルアップを図るうえで重要とされているのも事実でる。あくまでも適度であって辞め癖や逃げ癖がある人のように度を過ぎた転職はするものではない。転職する際の面接で、転職の多さから採用を見送られることになるだろう。前向きな転職と後ろ向きの転職は違うことを認識しないといけない。

 

 

 

また「後ろ足で砂をかける」辞め方は決してしてはいけない。「恩を仇で返す」ような辞め方は、社会人とまた人として絶対にやってはいけない。自分を育て給料をもらって生活させてもらった会社に対する感謝の気持ちを忘れてはいけない。また同じ釜の飯を食い、色々と励ましてくれた同僚や自分をここまで成長させてくれた上司には、それ相当の礼儀が必要だ。人の縁は大切にしなければいけない。

 

 

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確かに色々な会社があり、辞めたくても辞めさせてもらえないといった時代錯誤的な雇用管理、つまり奴隷的拘束を当たり前のようにする会社もあるらしい。だから「退職代行業」が潤っているのだろう。そういう会社には留まることは勧めないがそれにしてもやり方はある。人にはそれぞれ職業選択の自由があるから、きちんと手続きを踏めばいいし、その権利を有していることを自覚しよう。

 

会社も、説得してムリなら、いつまでも会社に気持ちがなくなった人を会社に置いておくと周りにも悪影響になるから、すぐにでも辞めさせたいものだろう。しかし、重要な役割をしていた人の引き継ぎは会社の運営に支障をきたす為に大変で困ったものだ。辞める人はそういうことも考えて辞めるタイミングなどお世話になった会社が自分が辞めることによって、困らないようにして配慮してあげないといけない。それが義務ということではないが良好な人間社会の形成としては必要なことだろう。

 

 

 

離職者は、会社を辞めたらもう他人だからと考えない事だ。「立つ鳥跡を濁さず」で、立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきであり、また、引き際は美しくあるべきだということを徹底しなければいけない。いつ、どこで会うか分からないし、次が同じ業界なら尚更だろう。自分だって街を歩いていて、前の同僚と鉢合わせした時に隠れるなんて嫌だろうと思う。

 

前向きな転職でスキルアップするなら、最低限の社会ルールを守っていかないと。特に年齢を重ねる度に、人脈はその人の強みとなるので、人付き合いは大切にしておこう。