中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ラグビーW杯で感じた事!

ラグビーW杯も日本は終わってしまって寂しいものだが、1カ月も楽しませて頂き、感謝している。今回の急速なラグビー人気は、①日本が強くなって準々決勝まで進んだから、②開催国であったから国・地域・協会が一体となってW杯成功に向けて一丸となったから、と…

ドラフト会議が終了して思う事!

ドラフト会議が終了した。指名された選手達は夢と不安を持ち、もちろん大喜びであろうが複雑な心境でもあるだろう。 人を動かす 文庫版 作者: D・カーネギー 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2016/01/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 人…

神戸市立小の教師によるイジメ事件で思う事!

神戸市立小の教師によるイジメ事件。次々と出てくる新事実に驚愕だ。もう何回もTVで被害者先生がカレーを食べさせられるシーンが流れて気分も悪い。あれでカレーが嫌いになった生徒も多いだろう。この加害者先生の粗暴な振る舞いが目立つようになった昨年(…

模倣困難性を重視した業態開発が重要(いきなりステーキ)!

一世風靡した「いきなりステーキ」の業績が前年割れで苦戦中である。外食は業態の摸倣が簡単で先発優位性があまりない。みんなで苦労して考えた企画や新業態も追随者に対する障壁を築かなければ、すぐに模倣され虚しいものである。知的所有権で守るほどのモ…

銀行もリスクを取らねば!

中小企業が最も重視する経営資源はお金である。人や技術も大切だが、金が回らなければ会社は存続できないので当然だろう。そのお金だが中小企業は技術やアイデアを持って会社を立ち上げたものの、資金繰りが下手な社長が多いのは否めない。会計知識がなく苦…

社長失格者は退場せねば(下)!

社員から社会保険料を徴収しながら、延滞している会社がある。北新地に行く金はあるくせに企業としての最低の義務を果たそうともしない。この社会保険料の延滞利息はけっこう高い。だからまた資金繰りに困窮する。取り立ても厳格で、分納返済計画のチェック…

社長失格者は退場せねば(上)!

社長失格 作者: 板倉雄一郎 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 1998/11/21 メディア: 単行本 購入: 23人 クリック: 285回 この商品を含むブログ (53件) を見る 失敗から学べ!「社長失格」の復活学 作者: 板倉雄一郎 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 2002/07/…

任せることは育てる事!

「親がなくても子は育つ」とは言うが、息子はいつまで経っても頼りなく見えるものである。意外に外ではうまくやっているようだが、親としてはいつまでも危なく見えるものだ。 少年野球でもよく光景だが、親が子供にダメ出しをする。よその子と比べると我が子…

社長業は楽ではない!

「なぜ独立して社長になったのか」と聞かれると、中小企業の社長の中には、勤務時代に会社にこき使われ、会社の都合で自らがやりたい仕事ができなかったりとそういう不満から会社を辞めて自らが独立した人も多い。 社長になる人に知っておいてほしいこと 作…

事業承継への活用が期待される「家族信託」

相続や成年後見人の代用として期待される「家族信託」の制度だが、法改正から10年以上経過しているのに、実務が熟していないのが実状である。私も事業承継で社長の相続問題や認知症対策で相談を受けた時、「家族信託」という、その存在は知っていたが、あま…

組織全体の最適化を目指して!

環境変化が激しく会社も組織も変わらねばならない現在、組織改革が求められている。その鍵を握っているのはリーダーシップ、戦略、文化、組織設計(分業と調整)という4つの要素である。どれか一つでもかければ変革の効果が期待できなくなるので要注意だ。 …

事業承継は待ったなし(2025年問題)

2025年問題まで、もう待ったなしの状態である、深刻な事業承継問題。社長にしてみれば自らが立ち上げ、ここまで育てた我が子のような会社だから、できるなら誰かに継がせ、会社の看板を存続させたいものである。 そして、いつまでも自分が会社に関与した…

職場の人間関係が良好なら生産性も上がる!

同期入社で公私共々、仲良くなった同期生。最初の内は帰るのも一緒、帰りには必ず飲みに行くなどの関係であった。しかしやはり仕事上の仲間ということもあり、いつしかお互いがライバル視するようになり、あれだけ仲が良かった二人が、陰で足のひっぱりあい…

最初は素人でも、経験を積めば何とかなる!

私は事務所の販促として、①ホームページ、②顧客への定期的なDM、③チラシのポスティング、を実施している。 自らも定期的に地域における存在感を示す為に、近隣にある中小企業に当事務所のポスティングを実施する。昨日、中小企業密集エリアにチラシのポステ…

他人が困った時に助ける人は、自分が困った時も助けてもらえる!

以前、知人を通じて独立開業したばかりの人の紹介を受けた。エコ関連事業の営業マンをしていた人で、行政書士の資格取得を契機に独立されたようだ。しかし気合満々で開業したのはいいものの、半年たっても依頼客0で、半年分の運転資金と生活費を用意しても…

普段の行いが良ければ、自分が窮地に追い込まれた時に助けてくれる人は多い!

ある老舗外食企業が民事再生の申し立てをした。その社長は人柄が良く仕事も一生懸命な人だったが、市場環境の変化に適合できなかったのである。私もいろいろな経営不振企業を見てきたが、こうやって再建型の倒産手続きが円滑に進むのは珍しい。 企業再生プロ…

今の時代に合致したリーダーシップとは!

昔なら上の者が下の者に注意したら、「はい。分かりました」で終わる話が、今はやたらと噛みついて権利を主張する嫌な面が露呈されている。周りからの入れ知恵もあるのだろうが嫌な時代になっている。このことでうまく機能するはずの上下関係もぎくしゃくし…

中小企業診断士試験は目前!

今月はいよいよ中小企業診断士2次試験があります。2次試験は1次試験の知識をいかに効果的に応用できるかが問われる試験でもあります。1次試験を合格したという事はもう既に2次試験を合格できる基礎知識があるということの証明です。 負けない答の作り方: …

消費増税前日に老舗酒屋店が廃業!

昨日の毎日新聞に大きく取り上げられましたが、大正12年創業の老舗酒店が、今日を持って95年の歴史に幕を閉じます。地元の皆様に愛され続けた店ですが、高齢による限界と後継者不在により事業承継が困難、そして消費税増税への対応が難しいとの事です。苦渋…

ラクビー・ワールドカップに見習え!

ラグビーのワールドカップでの番狂わせに、日本中が大騒ぎである。戦前の試合予想では、いくら勢いがあっても世界ランキング2位のアイルランドには絶対不利、また地元での開催で気合が入っているからと言っても力の差は歴然である、というネガティブな前評…

メンバー達は感情を持った組織の構成員!

「怒る」と「叱る」は違うとはよく言うものだ。「怒る」は自分の感情を爆発させ、自己中心的に相手を怒鳴る事である。要は相手への配慮は全くなく、相手がどうなっても気にすることなく、自分のストレス発散の為に感情を押し付ける、といった独りよがりの行…

自分勝手な経営者は世の中に必要なし!

建設業許可を持つ事業者は、一定の要件を備えて許可を受けている為、経営面、技術面、管理体制の面に於いて、「お墨付き」を受けている状態である。しかしその「信頼の証」と大手ゼネコンとの取引実績を武器に、下請業者を信用させて仕事をさせ、支払いもせ…

「会社を辞めたらもう他人」との考え方はよくない!

今の時代、転職は批判される事ではない。適度な転職はスキルアップを図るうえで重要とされているのも事実でる。あくまでも適度であって辞め癖や逃げ癖がある人のように度を過ぎた転職はするものではない。転職する際の面接で、転職の多さから採用を見送られ…

会社と社長の幸せは結果として従業員の幸せに!

自分が創業した会社を存続させる為、社長は売上・利益の増大は当たり前のこと、事業価値や社会的信用の向上、雇用維持と拡大に努めるものだ。会社と従業員のお互いが、仕事にやりがいを持ち、幸福になる為には、会社と個人の成長を両立させる事が必須だ。 社…

仕事をリタイアした後の人生!

先日、ファミレスに行ったら、たぶん定年退職されたご主人と奥さんだと思うが、隣におられた。ご主人は奥側のソファーにどっしりと腰かけておられ、奥さんがドリンクバーに行って、飲み物を用意されていた。そして席に戻りご主人に、「あなたも、もうこれか…

企業が抱えるしがらみが成長投資を阻む(下)

・・・・・続く 既存技術の向上によるシェアの拡大と維持は、経済合理性に見合った経営判断だが、その合理的な判断そのものがイノベーションの障害となっていると指摘される。これらは、業界のトップシェアを誇る大企業や大看板に胡坐をかいた優良企業に多い…

企業が抱えるしがらみが成長投資を阻む(上)

「企業が抱えるしがらみが成長投資を阻む」とはよくいうもの。 そのしがらみは、事業・組織・顧客の3つ。 まずは「既存事業のしがらみ」 既存事業から安定的に得られる収益に比べ、新規事業からの収益は不確実性が高く、それだけリスクも内包する。資金繰り…

職場の断捨離!

会社の業歴が長いと、社内にはゴミが溜まってくる。かつては役に立ったものの、いつしか価値が無くなったりもする。それらは昔の思い出もあり、なかなか捨てられない。祖業であれば尚更だろう。 例えば、役に立たない資産や人材、邪魔になるだけの在庫や成功…

フランチャイズ契約の難しさ(下)

・・・・・続く 最近は、業態開発してちょっと成功したら、自らが本部を設立して他人資本を活用して、一気に多店舗展開しようとする会社がある。「何故、成功したのか」の大した根拠もないのに、また本部として加盟店を牽引する組織能力もないのに、加盟店を…

フランチャイズ契約の難しさ(上)

フランチャイズ・ビジネスは、本部(フランチャイザー)が持つブランドや運営ノウハウなどを加盟店(フランチャイジー)に提供し、加盟店はそれらを活用し、且つ、本部の指導を受けながら、素人でもプロのように経営していくものである。 本部としては、今ま…