中小企業診断士/行政書士 中村事務所

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ドラフト会議が終了して思う事!

ドラフト会議が終了した。指名された選手達は夢と不安を持ち、もちろん大喜びであろうが複雑な心境でもあるだろう。

 

 

人を動かす 文庫版

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人望が集まる人の考え方

人望が集まる人の考え方

  • 作者: レス・ギブリン,弓場隆
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2016/07/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 仕事もお金も人望も、すべてが手に入る「大切なこと」
 

 

来る人あれば去る人もある。それはチームの新陳代謝の為には欠かせないことだ。でもあまりにも早いクビ宣告に今回入団する選手たちも、「明日は我が身」と不安な気持ちになるであろう。

 

 

 

最近、思うことは高卒で指名された選手の見極めが早いことである。大勢いる選手の中から絞って指名したのであるから、実力はさることながら、適性などもそれなりの調査をしたはずだろうが、この早い見極めはいかがなものだろうかと思う。昔は高卒選手は二軍できっちりと育成してじっくり育てるというのが一般的な育成方法だった。特に広島カープなどはそれをきっちりやっていたものだ。だから選手も球団に対する忠誠心が高かった。

 

 

確かに最近の高卒選手はレベルが高く即戦力になれる子もいるので球団側も変な大人扱いをしているのだろうが、まだまだ中身は未成熟な子供である。長い目で育てられないほど練習態度が悪いのならともかく、球団や変な大人の事情で選手の入れ替えはしてはならない。

 

だいたい、野球選手は幼い頃から野球漬けで、高校も野球留学生が殆どで受験経験がない子が多い。そんな未熟な子が2年程度で社会に放り出されたら可哀想である。もちろん球団側も一定の配慮をされているだろうが、更なる支援が必要であろう。実際に犯罪者になる人も多くはないが、いるのが実情である。

 

 

 

今回、楽天を高卒二年でクビ宣告された選手もいる。この選手は甲子園でも活躍していて一年目は25試合に出場している。しかし今年は2試合の出場に留まり、それで呆気なくクビである。もちろん球団側も育成枠にとその選手を説得しているようだが、選手はその気がなさそうである。

 

なぜその気がないのかは、球団に対する忠誠心がすでになくなる等、今までの経緯で球団側の姿勢に問題があったのではなかろうか。楽天は今シーズンせっかくクライマックスシリーズに出場するなどAクラスに入ったのに、現監督がGMに挨拶せずに去る等、色々と問題が指摘されている。

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こういった問題を放置すると選手たちのやる気にも影響するので早急に何とかしないといけない。それらを解決せずに成績不振の責任を選手にばかり押し付けて選手の入れ替えをしていたら球団に未来はないだろう。

 

悔しさを感じた時が、うまくなる時とは言うが、うまくなっても行き先がなければどうしようもない。そういったフォローも球団側は配慮してあげたらいいと思う。プロ野球も興業である以上、チームの好感度を上げれば応援してくれるファンも増え、観客動員は増えるはずである。あらゆる面で社会に貢献する球団になって、野球競技人口も増やしてほしい。