昨日の毎日新聞に大きく取り上げられましたが、大正12年創業の老舗酒店が、今日を持って95年の歴史に幕を閉じます。地元の皆様に愛され続けた店ですが、高齢による限界と後継者不在により事業承継が困難、そして消費税増税への対応が難しいとの事です。苦渋の選択で、高齢のご夫婦も残念がっておられました。
今後の一切の手続きを私が受任しましたが、 今、昭和の酒販免許を持つ酒屋さんを買収したいと大手企業から私の事務所に問い合わせが多く来ています。そういう買収案件が多いので、いいタイミングかもしれないですね。
寂しい話ですが、社会資源の有効活用として、円滑な事業譲渡をしていきたいと思います。もし平成以前の酒販免許をお持ちで、廃業を予定されている事業主さんは、是非ともご検討ください。同じリタイアでもハッピーリタイアメントの方がいいと思います。
御用聞きをやっておられた、昔ながらの「町のお酒屋さん」も時代の流れには勝てません。もちろん、先行き不安から、早々とコンビニエンス・ストアなどに業態転換された方もおられますが、まだまだ工夫次第では、「町の酒屋さん」の地域に於ける存在意義を発揮できると思いますが残念です。