今月はいよいよ中小企業診断士2次試験があります。2次試験は1次試験の知識をいかに効果的に応用できるかが問われる試験でもあります。1次試験を合格したという事はもう既に2次試験を合格できる基礎知識があるということの証明です。

中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2019年版)
- 作者: 関山春紀,川口紀裕
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2019/07/04
- メディア: 単行本
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とはいうものの、その知識をフル活用して過去問や予想問題を繰り返しやっている時に出来が今一歩だったら、本当に今の現有知識で2次試験は大丈夫かと不安を感じるものですね。私も実はそうでした。
何度も2次試験の予想問題を解いている内に、なかなか模範解答との乖離を埋めきれず、また全く歯が立たない設問も多くて、強い不安を感じたものです。それらがストレスとなって、自分の中でも効率の悪い勉強をしているなと思ったりもしました。
でもそんな事を考えたらキリがありません。大丈夫だと自分に念じ、自信を持って挑む強い姿勢が必要です。中小企業診断士の2次試験は協会から模範解答が公表されません。それは幾多と回答パターンがあるのです。
ですから、手元にある過去問や予想問題集の模範解答と違っても、正解の場合が多くあります。事実、私も二次試験の終了後、各予備校の模範解答と自分の解答を比較したら全く異なっており、自分で「これは落ちたな」と諦めたものでした。しかし結果は合格です。要は的外れの解答でなければ大丈夫なのです。「ふぞろいな合格答案」が名著になるのはそういうことです。
一定の解答パターンを習得して柔軟に対応できるようにしていけば大丈夫です。それと決して焦らないことです。本番では緊張するものです。この緊張は当たり前です。この日のために総てを犠牲にして頑張ってきたのだから、気合が入りすぎて交感神経が異常に高まるのは当然です。また2次試験は合格者数の加減から相対評価の面も若干はあり、人のことがやたら気になりますが、あまり気にしないで、「我が道を行く」で自分の事だけを考えましょう。