中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2018-01-01から1年間の記事一覧

頑張る個人飲食店

昔は大手外食チェーンが圧倒的な価格競争力で 全国展開する中、地域密着の個人店は勝ち目が なかった。大手外食店が近隣にオープンすると 顧客が奪われ売上が下がる、相乗効果で商圏が 広がり売上が上がるのどちらかだ。しかし、SN Sなどを活用し、顧客吸引…

引き続き社長業を

中小経営者が事業承継で会社を譲渡・売却する 場合、買収側が吸収せず、子会社として存続さ せる例もある。新規事業や新規エリア開拓の場 合はその方が得策だ。その際、旧社長がそのま ま残り経営の指揮をとる事を要請されることが 多い。買収側にとっても、…

相続クーデターに要注意。

会社社長に相続が発生した時、定款に定めると 「相続人に対する売渡し請求」ができるが、相 続クーデターには要注意。社長の経営に不満が あった専務などが計画を企てる可能性がある。 相続人は売渡し請求の決議に参加できないので 会社が買取り、金庫株にし…

事業承継での後継者選びは難しい。

代々、親族内で承継してきた中小企業が経営と 資本の両面から外部へ承継するケースが増えて いるのは当然だ。業容を順調に拡大させた会社 は事業規模が大きくなり親族だからという理由 だけでは任せられないからだ。後継者には事業 に関する専門知識、業務経…

役員・従業員が社長にする場合!

親族内後継者が不在の為、役員や従業員を社長 にして経営を継続する事もある。会社の内情に 精通し業務知識や実務経験も豊富、従業員も気 心が知れているから一体感を保ちながら経営で きるメリットがある。しかし前社長が存在して いるうちはいいが亡くなり…

こういうトラブルはあってはならない

以前、顧問先が中年男性と揉めてるから応援し てくれと要請があった。現場監督の求人広告で 来た人だが、会社側が雇用契約ではリスクがあ ると思い業務請負で契約したらしい。よくやる 手だがそういう考えがダメだ。結局、解除した がその人も何を勘違いした…

事業承継の定義とは

事業承継に明確な定義がある訳ではなく後継者 確保や相続税問題といった方が中小社長には分 かりやすい面もある。経営者が事業活動を通じ て培った経営権・資産・知的資産(無形資産、 競争力の源泉である強み)等これらを後継者に 引き継ぐこと。 シンプル…

中小社長の資金繰りの辛さを理解しよう

診断士として中小社長と真剣に向き合おうと思 えば自らも経営経験があった方が説得力があ る。今は人の問題が深刻だが、中小社長の最大 の課題は資金繰りだ。「入るものより出るもの を少なくすればいい」「入る金より出る金を後 にしたらいい」という基本を…

参入と防衛を重視した戦略を

これだけ社会が複雑化・多様化してくると総て に対応するのはムリ。もちろん組織対応できる コンサル事務所は別だろうが。持続的な差別的 優位性とは他事務所にはない強み、その強みに 価値があり模倣困難であることが前提条件。競 争戦略の基本は参入と防衛…

気分屋の息子に振り回される事業承継

事業承継で後継者を選定する際に、子が継ぐの を拒否したので、役員や従業員から選び承継の 準備を進めていたら、突然子供が「事業を継ぎ たい」と言い出し、社内が混乱することがあ る。家族でよく話し合いをして決めないと皆ん なが迷惑するし、業歴の長い…

多様なフィールドで活躍する中小企業診断士

昨日は中小企業診断士の日記念イベントがあった。日経新聞に掲載されたようだが、3年前、ビジ ネスに最も役に立つ資格は1位が診断士、2年前 ビジネスマンが1番取りたい資格は診断士、一 年前A Iに代替されない資格の1位は診断士らし い。2次試験の発表待ちの…

雇われ社長は簡単ではない

後継者がいないために取りあえず会社役員や従 業員を経営者にして 経営を継続することもあり ます。会社内部に精通し業務知識や実務 経験も 豊富、従業員も気心が知れているから一体感を 保ちながら経 営できるメリットもあります。し かし、経営者が存在し…

いざという時に資格は武器になる

資格取得希望者が減少している。各資格の申込 者数を時系列で見れば顕著に表れている。人口 減少はもちろん、「難易度の高い資格試験にム リに挑戦しなくても景気が好転した為、会社の 仕事をしていたらそれなりの生活が可能。」 「資格を取得しても高収入が…

親族外承継は難しい。

親族内承継が減少している中、役員や従業員へ の承継もM&Aと同様に増えてくるだろう。通 常、会社には借入金がある。借入金の経営者保 証を押し付けられたら、経営者としてやってみ たい気持ちがあっても躊躇するのは当然だろ う。家族の理解も得られない…

真剣に事業承継を考えませんか。

事業承継では、3つの承継が必要となります。 後継者教育などを進めながら経営権を引き継ぐ 「人(経営)」の承継、自社株式・事業用資 産、 債権や債務など「資産」の承継、経営理念 や取引先との人脈、技術・技能といった「知的 資産」の承継を、計 画的に…

生前の対策を

社長にもしもがあり相続が発生した時、財産は あればあるでもめ、なければないでもめる。昔 は仲の良かった兄弟姉妹でもそれぞれが独立し て家族を持てば我欲が出てくる。入れ知恵する のもいる。相続財産の殆どが事業資産なら円滑 な事業承継は困難だ。遺言…

歯医者が廃業の危機

中小企業の休廃業・解散件数を見ると最も多い のは建設業。サービス業も多いが、その中でも 多いのは①一般診療所②飲食③土木建築サービ ス④経営コンサルタント⑤歯科医院、になって いる。今、にわかに注目されているのは歯科医 院の廃業だ。コンビニより多い…

後継者との対話が必要だ。

もし自分の息子が後継者となり事業を承継する 覚悟を決めてくれたら親子の対話を大切にしよ う。特に経営理念や経営への想いを伝えよう。 時代が変わっても受け継いでいく想いを大切に しなければ。変えてはいけない自社ならではの 基本的考えや価値観・信条…

廃業しないように事業承継をしよう。

中小企業社長の平均引退年齢は、小規模で70.5 歳、中規模で67.7歳となっている。事業承継が できず経営者の高齢化が進展している。また黒 字で事業継続は可能なのに半数の経営者が廃業 を余儀なくされている。廃業になると、今まで 培ってきた技術など貴重な…

事業承継の前に会社を見直そう

事業承継に向けて自社を知ることは必要です。 意外に知らない、世の中に有用な魅力が眠って いるかもしれません。そういう潜在的な価値を 顕在化させ実用化できたら企業価値は高まりま すね。それらを念頭に社内の人・物・金・技術 やノウハウなどの有形無形…

事業承継を認識したら即行動!

中小社長が事業承継について、何をすればいい のか、誰に相談したらいいのか分からない人も おられると思います。まずは顧問税理士か銀行 担当者に相談して下さい。一般的には、承継の 必要性の認識→会社の状況分析(見える化)→ 会社の磨き上げ(承継&譲渡…

認知症対策に事業承継を

進展する高齢化社会に於いて認知症対策が喫 緊の課題である。よくサラリーマンと中小企 業社長とでは認知症になる差が大きいと言わ れる。サラリーマンの場合は65歳で定年退職 すると仕事人間から仕事を取るとやる事がな くなり人生の生きがいをなくしたボケ…

事業承継の準備はお早めに

中小企業社長の平均引退年齢は、小規模で70.5 歳、中規模で67.7歳となっている。高齢化の原 因は事業承継ができず経営者の高齢化が進展し ているからだ。 また黒字で事業継続は可能なのに半数の経営者 が廃業を余儀なくされている。廃業になると、 今まで培…

ベーシックインカム

消費税増税対策としてベーシックインカム案 が浮上している。短期的な消費対策もいいが 中長期的な経済成長には投資にも力を入れる 事が必要だ。どうせ金をバラまくなら起業家 に資金提供して企業数を増やしては。そして 積極的な事業活動をしてもらい雇用創…

引退後の経営者に生きがいを!

2025年の中小企業の廃業問題だが、そもそも自 分の代で終わるつもりだった経営者を除き自分 が築き上げた会社を存続させたい気持ちが強い のは当然だろう。特に個人事業主は廃業する上 での問題として、①廃業後の生活費の心配、② 廃業後の生きがい等をあげて…

中小企業の廃業を防げ

今朝の日経にも載っていたが、優良な中小企業 の廃業を防ぐ為に経産省も真剣だ。この2025年 問題(中小245万社の半数が廃業リスクあり) を解決しないと雇用問題など日本経済は深刻な 状態になる。しかしジェトロが介入し技術の海 外流出を防ぐとの事だが、…

皆んなを経営に参画させよう。

会社も小さい内は社長がトップダウンで経 営することが可能だが、規模が大きくなる とそうもいかないのは当然だ。闇雲に事業 拡大を目指す社長の考えにも組織は対応し なければならない。「組織は戦略に従う」 だからだ。従業員と一緒に会社を成長路線 に乗…

中国に依存している日本

中国人観光客の爆買いの勢いが低下してい るが、その代わりに中国人の富裕層による 日本の中小企業の買収が活発になってい る。 国内中小企業の後継者不在による廃業の受 け皿として彼らが名乗りを上げているの だ。 彼らにとっては日本の中小企業の技術力と…

会社を継ごう

黒字高収益なのに休廃業する中小企業(特 に小規模)が増えている。主な理由は後継 者不在と人手不足だ。そういった中、中小 企業のM&Aが増えている。その目的として 売上・市場シェアの拡大、技術・ノウハウの獲 得、新規事業参入などがあるが、事業承継や…

ブラック企業を卒業しよう

会社を辞められないと悩んでいる人が多いみた いだが、何故そんなことになるのか私には理解 できなかった。労使関係を越えた特別な関係が あるなど事情があるのだろう。だが辞めたら他 人。たった一度の人生をそんな会社でムダにし ないように。会社も勝手な…