会社を取り巻く経済社会環境が変わると戦略を
変える必要がある。その為には現場の働き方改
革が必須。単に組織や人事制度を変えても意味
はない。目的と方法論を説明し、皆が理解して
からがスタート。現場が変わると業績が上が
り、成果が可視化できると皆が納得し、自信を
持ち更なる改革に繋がるだろう。
規模の大小は関係なく経営者に経営課題を質問
すると異口同音に現場力の強化を掲げる。確か
に利益を創出するのは現場だから当然だと思う
がそう言って現場のモチベーションを高めなが
らコスト抑制の圧力をかけてくる。その結果、
低コスト・短納期の為に品質が犠牲になったの
だが、改善されたのだろうか。意識と仕組みを
変えなければまた同じことを繰り返すだろう。
以上のように行き過ぎた現場主義、また現場を
持ち上げるだけ持ち上げて放ったらかしの経営
陣、経営陣の現場に対する目利き能力の低さ、
徹底したコスト抑制と納期厳守のノルマなどか
ら様々な不祥事が発生している。この現状を打
破していかないと取り返しのつかないことにな
るだろう。企業存続の為の課題は山積してい
る。