事業承継で子供が継ぐ覚悟を決めたら関係者へ
周知させる事。そして皆の理解と協力を得なが
ら、後継者へ実務経験を積ませ段階的に権限を
委譲させよう。また後継者に株式を集中的に承
継させ、経営権の分散リスクに備える事。遺留
分や他の相続人への心情にも配慮し円滑な承継
に向けた生前対策をきっちりとしましょう。
事業承継を先送りしていたら認知が進んでいて
慌てて公正証書遺言を作成したが、後になって
遺言能力を否定される例もある。そうなると争
続になり事態の収拾が困難だ。こういう時は念
の為に診断書を作成しておくことが必要。もち
ろん判断が的確に行える間に後継者以外の相続
人が納得する生前対策も必要です。
中小企業は経営者が代数を重ねる度に相続など
で株式が分散していき、経営者の保有比率が低
くなる。中規模は創業66%→4代目26%と分散
過多だ。(小は創業75%→4代目59%分散
少)。弊害なく経営に集中する為に、安定株主
対策、相続人への売渡請求、種類株式の導入な
ど、会社の事情に合った対策を講じよう。