中小企業診断士/行政書士 中村事務所

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ゴールデンウィークで4年ぶりに観光地が賑わっている!

ゴールデンウィークで4年ぶりに観光地が賑わっている。しかし、需要が一気に集中するので受け入れ先は人手不足のために対応できず、機会損失が発生し経営者は悔しがっている。あるホテルでは2フロアを占めた状態で営業していたり飲食店では空席があるに片付けや厨房がパニック状態の為に料理提供ができない為にウェイティング客を席に案内できず帰らせている。コロナ禍での損失を補わないといけないのに苦しい状態である。

 

 

 

そういう光景を見て観光地に向かうのを諦め、近くでせめて外食でもと思う家族客は多い。

 

その中でも相変わらずの人気はやっぱり回転寿司のようだ。これには、外国人観光客の来店も多くどこの店で盛況のようだ。日本独特の外食文化を外国人には堪能してもらいたいと思う。

 

ここでやめてもらいたいことは、何度も問題視されてきたいたずら動画である。いまだに飲食店でのいたずら動画のSNSへ投稿拡散がされている。特に少し前、はま寿司・スシロー・くらす寿司など回転寿司大手が標的とされ大きな損害を被っていた。
 

これだけ安く美味しい寿司を食べられるのはお客さんの性善説に基づき効率的なオペレーションを確立できたからである。

お客さんの協力なく成立しないビジネスモデルが今回の件で見直しを余儀なくされる恐れがある。

老若男女問わず、また海外旅行者からも人気の高い回転寿司。せっかくここまで時間をかけて回転寿司文化を築いて成功させてきたのに、一部の者による悪態により台無しになるのは悲しいもの。これらの件で、もう回転寿司は行きたくないとの声も多くあるようで、回転寿司業界は大変である。

昔、寿司は高級料理でおめでたい時しか食べる事がなかった。その寿司を回転寿司にして原価以外の経費を抑制して、単価を下げて日常食にしたのは各社のすごい努力である。

スシローはレーンと客席の間のアクリル板を増やしたり完全注文方式を採用するなどの対策を講じており、くら寿司に於いてはいたずらを感知するAI監視ロボットの導入を決定したようだ。

お店が気持ちよく運営できるように、客が常識を守れば必要ない費用である。これらの追加費用の負担が善良な客にも要求されるので辛いもの。低価格で外食を楽しみたかったら、店と客の協力は不可欠である。

ゴールデンウィークでせめて外食でもと思うファミリー客、加えて、日本に来て日本の外食便化を味わいたいという外国人観光客に、楽しくコスパの高い日本の回転寿司を堪能していただきたいものである。

 

 

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