一向に収まる気配のない迷惑動画で飲食店は対策に必死である。特に回転寿司は標的にされ大変に迷惑を被っている。
そもそも昔は高級料理の一つだった「お寿司」を、無駄なサービスを省きお客様の協力の元でオペレーション設計されて実現した寿司業界の低価格業態。
回転寿司業界の相当な努力とベルトコンベヤーなど機械メーカーの相当な努力によって産業化を実現したものである。
老若男女など幅広い客層に支持され、家族で行きやすい人気の業態で市場の成長率が高い。販管費を抑えその分を原価に充当して価値を創造する回転寿司。普通に食事を楽しむ客は大迷惑である。
お客様の性善説に基づき設計されたから実現した低価格業態なのに、一部の悪態により、台無しになった。お客様の中にはもう回転寿司に行きたくないとの声もあり、寂しい話だ。
回転寿司店も対策を講じこれをアピールしないとお客様の離反が止まらないから必死である。「スシロー」は受注生産式に移行し、お客様の注文品だけレーンに流すようで、箸や湯呑・醤油などはお客様の要望があれば交換するとの事である。
もともと衛生管理に定評があった「くら寿司」はAIカメラで監視を更に強化し本部とオンラインでつなぎ、本部がずっと監視カメラをチェックして客の不審な動きがあれば、すぐに店舗に連絡し、客に注意するようである。
ここまでしないといけないのかと思うくらい、店の負担(労力と費用)は相当なものである。こういう非常識な行為は早く止めてほしいもの。