中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

緊急事態宣言解除が待ち遠しい外食関連企業!

 

「鳥貴族」の業績が厳しいようである。あれだけ好調だった繁盛店でさえ、コロナの影響は大きいようだ。対前年比で、11月=81.3%、12月=51.9%、1月は緊急事態の再発令で更に低下し、28.1%と7割も落としている。売上を7割落とすとは薄利多売の「鳥貴族」ではとんでもない状態。

 

株価も日経平均が30.000円台と賑わっている中で1000円近く下落している。焼鳥と言う持ち帰りやデリバリーに不向きな商品特性から、店に客が戻らないと業績回復は難しそうだ。だが、唐揚げブームの中、その唐揚げに軸足をシフトさせてまでの必死さはないようで店のコンセプトだけは将来の為に死守しているようだ。早く収束して「トリキで乾杯」といきたいものだがいつになるのか、待ち遠しい。

 

そういった外食環境の中、3月4月は、会社では歓送迎会、学校は卒業式と入学式などの各種イベントが集中し、通常なら飲食店は忘年会の次に稼ぎ時である。

 

今月末での緊急事態解除を国に要請する大阪でも、多人数が集まる会社宴会はあまり期待しないが、家族で祝うハレの場需要への期待は高めている。今の時期は少しでも賑わいが戻り、将来を見据えて巻き返しを段階的に推進すればいいか。

 

他方、城崎の学校給食でカニが丸ごと一杯出て生徒は大喜びである。コロナによる観光客の減少で旅館やホテルでの納品が極端に減少し、ダブついたカニを漁協が地元の学校に提供。食育の学習と共に地元のカニのおいしさを堪能してほしいとの狙いである。

 

同じく神戸でも神戸ビーフが給食に出ている。こちらも、外食需要が減っている中、畜産農家を支援するだけでなく、食育授業で神戸ビーフの知識を深め消費拡大につなげる目的だ。コロナの影響は各所で広がっているが、この地産地消は羨ましい。

 

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