中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

コロナ禍で推奨される「マスク会食」

コロナ禍で食事の際に推奨される「マスク会食」。新たな食事スタイルとして定着するだろうか。確かにこの危機的状態時には、定着させて感染予防を強化しないといけないのは理解できるが、現実的ではないように思える。

 

これが強制になると、ますます外食離れになるだろう。人々が楽しみにしている外食が苦痛になるのは避けたいもの。楽しくない時間は食事も味気ないもの。時間とお金の付加価値がつけられなくなったら外食の存在意義が問われ、みんなの憩いの場が消えてしまう。

 

昨日、会食に行ったらほぼ満席状態で、見渡すと総てのお客さんが、マスクなしで食事されていた。大概のことは国の要請に従う国民性のある日本だが、さすがにマスク会食はムリなのではと思った。店側も「マスク着用」「小1時間」「4人以下」での会食が定着すると、集客は見込めないし、客単価が上がらないと、ボヤきながらも見守るだけで悲しそうだ。

今後は4人以下でマスク着用の会食が強く求められたら、食べる時以外はマスク着用とされ、会話のない会食が求められる。だが、①それらを無視して騒ぐ客を店側が注意できるか②5人で来たら断れるか、は店側の裁量となるが判断に迷う店が出てくるのは当然だ。

 

今は、喉から手が出るくらいに欲しい売上をそれらを理由に失うからだ。自分の店は国の要請に従い、それらを徹底しても、絶対に守らない店が出てくるはずである。罰則がなければ売上を求める店が多いのは当然だ。正直者が損をするといった世の中では誰も正直にならない。

 

 

長期に渡り大打撃を受け、1年で一番の儲け時である12月も期待できそうにない飲食店には、せめてもう一度、給付金を出してあげて、経営を持続させて頂きたいものである。

 

食生活を通じて社会に貢献したいという高い志を持った飲食店経営者には市場から消えて欲しくない。

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