中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

野菜が高い!

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野菜が異常に安い。少し前まであれだけ高かったのに、天候に恵まれ生育が良好だった事もあるが、コロナで外食店の注文が激減し市場でダブついているからもある。
 
白菜やキャベツなど葉物は先週比で半値であり、野菜農家は廃棄処分等で悲鳴を上げている。だから野菜レシピがの売れ行きがいいようだ。
 
また串かつ屋など注文が激減してウズラの卵がダブつき鶉のを殺処分しているとの事だ。飲食店支援に目が行きがちだが、生産者や卸業者にもより支援が必要だ。
 
  もちろん生産者も相当な努力を求められる。
現在56%が市場流通だが、旧態依然の農産物流通を改め、自ら販路を開拓し、積極的に直販する農業マーケティングなどが生産者には求められるのは当然であろう。
 
最近は、「鮮度や品質」を維持して消費者に農産物が供給される、最適な流通ルートが増えている。
 
ネット通販など通信販売で農産物を売る農家が増加中で、自らWebサイトを開設したり、大手のショッピングモールの出店したりしている。
 
もちろんみんながこぞって参入すれば競合が増えるデメリットもあるが、低予算で全国に販路が拡大できるという大きなビジネスチャンスでもある。
 
また直売所や道の駅などは、「鮮度が高い・美味しい・安い」と三拍子揃っていると周辺住民や観光客からも注目されている。販売価格を自ら設定できて、出店手数料も低いので利益率も高い。
 
もちろん全量買い取り保証がないのでリスクもあるが工夫次第で解消できると農家は喜んでいるようだ。
 
こういうふうに、能動的にマーケティング活動を展開して「稼げる農業」を目指さねばならないなと思う。