↑↑↑↑↑↑
これが400円(税込)サイゼリヤのハンバーグです。
ライス(中)をつけても550円(税込)です。一人暮らしなら、スーパーで食材を買って家で作るより、サイゼリヤでテイクアウトした方が時間や調理負担を考えても、経済的ではないでしょうか。
牛肉100%、付け合わせは目玉焼き、コーン、ポテトです。
店員さんに聞くと、このハンバーグはランチでも提供されているハンバーグで牛肉100%だそうです。
このハンバーグは本当に値打ち感があります。
おススメです。是非ご賞味ください。
コロナが収束し、人流が復活して外食にお客さんが戻りつつあるのに、物価高騰やエネルギーコストの上昇で、外食産業を取り巻く環境に更なる逆風が吹いているようです。
そういった中で、顧客の側も値上げに不満の声を上げるというより、仕方ないというムードが漂っています。
外食各店の値上げが相次いでいる中、顧客満足の為に「値上げしない」宣言をしてくれたのが、コスパ最強のサイゼリヤです。
サイゼリヤは誰もが知る、「安くて美味しいイタリアレストラン」です。
あらゆるコストが値上がりしているのは、どこも同じ条件ですが、業務プロセスを再度見直し、日々改善してそれらをお客さんに還元してくれるのが、サイゼリヤです。
例えば、注文を聞く際に、今はどの外食チェーンも人手不足対策としてDXを推進している中で、タブレット端末などデジタル化が当然になっていますが、サイゼリヤは紙による注文方式にしています。
これは、注文時間の短縮化・オーダーミスの防止などで業務の効率化に寄与しています。
従業員が注文を伺う時のお客さんとのやり取りの時間はけっこうかかりますし、従業員の聞き間違いやお客さんの言い間違いから発生する無駄やトラブルはなくしたほうがいいですね。
また、外食の付加価値を高めるのはやはり人の接客です。
従業員の接遇(5原則:挨拶・表情・身だしなみ・言葉遣い・立振る舞い)が重要ですから、コロナ禍は別として、非接触型の冷たいおもてなしは避け、最低限の接客をすることは、最適だと思います。
あらゆる外食チェーンがクーポンで顧客吸引力を強化していますが、サイゼリヤは一切広告を出さない、クーポン券も出さないのでも有名です。そのコスト(通常は売上予算の2.5%程度)も削減し、その分を食材に充当して商品力を強化しています。
サイゼリヤは、外食を真に産業化するために、店舗作業を数値化して分析・工程改善を行うことにより、“ムダ・ムラ・ムリ”を減らし、作業の軽減化を図っています。
店に行けば気づくと思いますが、少ない人数で多くのお客さんを捌いております。生産性向上に向け、自慢の卓越した生産工学に基づき、接客・調理のオペレーションを確立しています。
もちろん、食材調達やセントラルキッチンに於ける加工にもそれらを駆使しています。
店舗での接客や調理作業などは個人の技能に頼りがちです。しかし、個人店では仕方ないかもしれませんが、多店舗展開する外食チェーンではそうはいきません。
ローコストオペレーションの確立にはコックレスが必須条件となります。その為には、習熟度合いが低いアルバイトでも、標準化した作業が可能になるためのマニュアルに基づく運営が必要です。
サイゼリヤでは数値化しにくい店舗での作業を、IEや工程改善の技術の考え方を用いて数値化しています。個人の技能に頼らなくても、だれもが簡単に、かつ素早く作業をマスターできるように、作業を単純化・標準化させています。
今期も大幅増益が好感されて2000年以降の株価が最高値の「サイゼリヤ」です。今期の営業利益は81%増の見込みのようです。「値上げしない宣言」で競争他社との差別化を明確にし、今後も更なる成長が期待できます。
利益に関しても、8月営業利益が前期の17.1倍に急増し、今期も営業利益が81%増の見込みです。人件費や物価が高騰し、利益を出せない外食企業が多いですが、流石の勢いですね。
実際の地域セグメント別損益では、海外事業は好業績なようですが、国内事業は何とか黒字を確保している状態のようです。
客単価740円程度でコスパは最強です。原価率は39.7%(ガストは31%)は客にとっては嬉しいでしょうが、サイゼリヤにとってはしんどいものです。
顧客と店が利益を享受し合う良好な関係を維持するために、サイゼリヤは頑張ってくれています。今後も値上げせずに大丈夫か客の方が心配するものです。
最近、異物混入(カエル)でニュースになりましたが、、その程度で大騒ぎするなとお客さんは声を上げています。多くの顧客から支持を受けているサイゼリヤはさすがです。今後も応援したい店ですね。