中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

緊急事態宣言の延長で高まる不安!

 

 

緊急事態宣言の延長により、飲食店も休業から廃業に追い込まれそうで、更なる危機感が生まれている。

出口がなければ不安しかないので、経営者は辛いだろう。

そもそも現金商売の飲食店は、毎日、売上が現金で入ってくるから、手元資金を潤沢にする意識が低い。今日の現金で入ってきた売上を全部使っても、明日また入ってくるからと、気楽に考えている経営者もたまにおらあれる。

だから、これ以上の営業自粛が続くと資金が枯渇し、事業継続は困難になる。

今回の件で、不測の事態に備え、手元流動性を意識した資金管理が重要だと、学習したと思う。

今は愚痴っても何の解決にもならない。悩むのは人生の停滞、どうすれば上手く行くか考える事だろう。

 

 

 

このコロナ感染での救済策である今回の「持続化給付金」の申請では、大変な思いをされている事業主は多い。

例えば、申請内容が分からない、操作が分からない、提出書類が分からない、等である。

必要な青色申告書の控えがなくて困っている人も多い。だから税務署に行き、提出した申告書をコピーさせてもらおうとする。だが基本的に一回提出したら、私文書が公文書扱いになり、コピーさせてもらえないのがルール。

 

その為、開示請求が必要となる。しかし開示請求すると2週間から1か月は時間を要するもの。早く持続化給付金の申請をしないと入金が遅れる事業者の皆さんは、そんな時間の余裕はない。

だから閲覧請求をして、写真を撮ってくる人もいる。 昔は閲覧だけ可能だったが、最近では要望が多いから、写メも大丈夫との事になったらしい。だがその際、住所や氏名はマスキングされているのが原則。

 

 

でも名前がないと本当に自分の確定申告書かの証明が困難だ。だから税務署職員にマスキング個所も同時に撮らせてくれと要望するが、お役所仕事に徹する職員だから、マニュアルに基づき、前例のない事には対応してもらえないのが一般的だ。

でも職員の中には事情を理解してくれ、マスキングをちょっとずらして、名前入りで撮らせてくれる事もある。スマホで撮った写真を一応確認するが、見逃してくれる。

一度、お願いしてみる価値はあると思う。

 

 

 

また「持続化給付金」の存在さえ知らない、存在は知ってるが内容が分からない、といった人がまだまだ多いみたいである。

 

 

昨日もTwitterで、私の所に下記のような問合せがDMで7件あった。

 

↓↓↓↓↓↓

突然の連絡失礼いたします。

持続化給付金の件なのですが 申し訳ないのですが… 問い合わせがどこもかしこも繋がらなくて…

ご質問させていただいても宜しいでしょうか?😭

↑↑↑↑↑↑

 

また、近くの飲食店も、昨年10月に開業したばかりで、1年経過していないから前年と比較できず、対象外と諦めておられたが、特例があることを説明すると、早速、手続きをするとの事だった。

もっと浸透させ、事業再生のお手伝いをせねばならない。

 

 

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