中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

営業基盤が盤石な焼肉店!

支援先(焼肉店)に行ってきました。その際、美味しい焼肉をご馳走になり感激いたしました。以前、私も焼肉店を経営しており、ある程度は精通していますが、驚きの満足感でした。この店は大阪メトロ(今里駅)から徒歩3分と立地にも恵まれたお店です。

 

30年以上の歴史がありますが前オーナーが高齢化の為、現在のオーナーが事業譲渡を受け、まだ5年程度です。商品・サービス・雰囲気などを一新してスタートしてきました。

 

多くの地元客に支えられ、今回も感染対策として無煙ロースターを入れ替えるなど積極的な投資も行う顧客志向を前面に打ち出したお店で、助言・指導しやすいお店です。美味しい焼肉を出していたら繁盛店になるわけではありません。

f:id:kiyonaka:20220506115043j:imagef:id:kiyonaka:20220506115123j:image

商品・価格・接客サービス・清潔感を含めた快適な雰囲気のトータル商品でに勝負は当然のこと、それらを「宝の持ち腐れ」になることなく、こまめに情報発信することが肝要ですが、それを実践しているお店です。

 

 

 

上位2割の顧客が8割の売上をつくるという法則もありますが、この店は顧客管理も徹底されていますので強いです。「困ったときは常連様が助けてくれるをモットー」にきめ細やかな管理とアプローチをされています。

 

「百聞は一食にしかず」で是非とも一度行ってみてください。

コロナが収束しても元に戻すのが難しい外食!

コロナが収束しても在宅勤務は今後も続き、出社する社員は以前に戻らない。働き方が変化する為、仕事帰りに一杯飲む機会は減少し、また若者もそういう働き方の方を好んでいるようである。

 

職場でコミュニケーションを図るには居酒屋がいいと思うが、居酒屋店の廃業は増加中だ。残存者利益を狙う店もあるが、粘る店はどこまで頑張れるか不安であろう。

 

このように、コロナで一番影響を受けた外食産業である。協力金や雇調金などの支援もあり何とか踏ん張ってきた店。

 

そして、こういった環境に何とか適合しつつ生き延びた外食店は危機感を共有し、拡大均衡から縮小均衡へ転換し、売上が減少しても利益が出る筋肉質の経営に成功した店も多いようだ。この経験からの学習効果をいかに店舗政策に反映させ生き残りをかけるかである。経営者や上層部のリーダーシップと従業員の頑張りにかかっており、店舗盛衰の分岐点になるだろう。

 

TVer(ティーバー) 民放公式テレビ配信サービス

新品価格
¥0から
(2022/4/25 14:31時点)

あるチェーン店では損益分岐点を下げるよう皆が知恵を出し合い一体的に推進。他店の創意工夫も共有し仕組みを確立。学習する組織として今後も成長しそうだ。通常営業ができてもコロナ前の8割程度の売上だろうと想定される。利益を捻出する為に経費節減が要求される中、円安やロシアウクライナ問題で原料高、光熱費の高騰が襲ってきて経営を圧迫する。

 

これらはいまだかつて経験したことのないような状態に追い込んでくるかもしれない。より一層みんなが経営に参画し知恵を出し合ってこの危機を乗り越えなければならない。

 

またコロナ禍が収束すれば外食業界の求人は一気に増加し、労働力の奪い合いで時給の高騰を招くことも懸念される。大手はいち早く人から配膳ロボットに切り替えているチェーン店もあるが、小規模個人店には人手対策も重要な課題にもなってくる。

 

各社、外食市場の成長機会を見据え、中長期的視野に基づき進むべき方向性や戦略の策定を見直しているようだ。なんとなく利用する居酒屋より目的を持って行く焼肉の需要を期待し居酒屋を焼肉に業態転換したワタミ。その効果が売上倍増と如実に現れている。特に和牛食べ放題の店が郊外立地の好調さも追い風で他社と差別化が図られている。今は都心より郊外が強いが大胆な戦略転換ができるリーダーシップはさすがである。

スマートウォッチ 腕時計 Bluetooth5.0 Smart Watch 100種類運動モード IP68防水 心拍計 活動量計 遠隔撮影 輝度調整 着信通知 音楽コントロール メンズ

新品価格
¥17,999から
(2022/4/25 14:32時点)

 

先行きが不透明の中売上目標をやめたら売上3倍増、客単価2倍になった店が話題である。その店の目標は売上達成度ではなく、お客をいかに満足させ喜ばせるかという事で、数字は後からついてくるという経営姿勢と行動指針だ。数字ばかり必死になると長期的な顧客満足よりノルマばかり重視する店員の押売りで客離れを起こすから当然だろう。「従業員満足顧客満足」は昔から言われるが、従業員に数値ノルマを押し付け苦痛にさせるのではなく、ノビノビと働きやすい環境づくりをして受動型から能動型の働く姿勢に転換させ、労働意欲と態度を変えさせることが一番である。「企業は人なり」だから当然か。

顧客基盤が強固な店は強い!

「1:5の法則」それは新規客誘致には既存客の来店促進の5倍のコストがかかるという法則。新規客は獲得費用が高いのに利益率が低いので新規顧客誘致以上に既存顧客の維持が重要という考え方。

新規客誘致→常連化→固定客化の仕組みができていなければ、常に新規客誘致の活動を展開しなければならず、お客様を誘致するのにコストが高くなるとのことである。

まん延防止が解除されても、なかなか客足が戻らず、嘆いている店は普段の顧客対応にも問題があるかもしれない。

 

先日。支援先のお店にお伺いしたらほぼ予約で満席。さすがは顧客基盤が盤石な店。これが飲食店の基本だなと思った。

f:id:kiyonaka:20220409075637j:imagef:id:kiyonaka:20220409075652j:image

外食のコラボ!

外食チェーン大手の「ガスト」はチェーン傘下の唐揚げ店「から好し」とコラボし、メニューを拡充して顧客満足度を高めている。

 

 

 

近くにある牛丼御三家の「松屋」も同チェーン傘下のトンカツ店「松のや」とコラボして付加価値を高めている。

 

本来、業態ごとに専門性を追求してきたが、それぞれが持つ強みを持ち寄って顧客にとって最適な業態にすることがこれからは大切になってくるのは当然か。

 

バリエーション豊かな定食やカレーに強みがある「松屋」と低価格で高品質の「松のや」のコラボは個人的には最強ではないかと思う。

 

画像

 

 

 

まん延防止が解除され初の週末!

まん延防止が解除され初の週末はいい天気でした。
 
 
 
 
昼間、ファミレスに行ったら駐車場は満車。混むだろうなと予測し早い時間(11時)に行ったのにこの状態は驚きました。
 
 
 
店内に入りサラダバーを見るとすごい行列で注文しても料理を取りに行けない状態に笑ってしまいました。
 
帰りに川沿いの桜を花見して帰りました。
 
少し新規感染者数が増え気になりますが、この日常を続けて欲しいですね。
 
 
画像
 
画像
 
画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明るい話題が続くことを願いたい!

画像

春です。昨日はいい天気だったこともあり人が多かったですね。写真は人の流れが戻りつつある大阪のシンボル「新世界」。通天閣の入口にある串カツ店は昼から行列でした。

昨日で大相撲は終わりましたが、今、大阪では選抜高校野球が開催されており、またプロ野球も開幕しました。イベント会場の入場制限も撤廃され、人の流れが活発になっています。この明るい話題が続くことを願います。

画像

 

  • 2022.04.22OMO7大阪 オープン

 

新たなシンボルになると注目されている星野リゾートが新世界にオープンします。

楽しみですね。

 

 

 

まん延防止措置が解除

まん延防止措置が解除されることとなりました。感染者数は減少していますが、まだまだ医療関係は逼迫状態なのでいかがなものかなと思ってましたが、もうこれ以上続けても効果がないと判断されたのでしょう。

 

実際問題として一番影響を受けている飲食店はここ2年ほとんどまともな影響ができていない状態であった。確かに時短協力金は出され事業継続の支えに放ったかもしれないが、そのメリットを享受したのは一部の小規模で家族経営の店でしょう。高い賃料で売上の大きな店はずっと我慢を強いられてきたのです。それだけにこの解除はそういう店には朗報なのは当然ですね。

 

ある居酒屋さんは去年250日休み、今年はまだ3月下旬だが既に54日休んでいるから、ようやく本格的に仕事ができると喜んでおられ、売上向上を期待されています。一方、時短営業に慣れた客が21時以降も来てもらえるか不安もあるようです。期待と不安が交錯する中ですが、「でも今は頑張ってやるしかない」と語っておられました。。

 

コロナで倍近くに膨らんだ借入金の中小企業ではその返済が始まります。赤字になってもすぐに倒産はしないが、資金が底をつくと黒字でも倒産します。コロナの影響が残り先行きが読めない時は、利益管理よりも資金繰り管理の方に必死でしょう。飲食店の廃業が増えつつある今ですが、本当に大変なのはこれからだと思います。踏ん張っていってほしいものです。

 

 

春は人の動きが活発な時期だけに心配もされますが、皆が気をつけていかねばまた同じことの繰り返しになります。皆さん、もう解除されるからもういいだろうと多くの人が3連休には繁華街や観光地に出かけていました。

 

個人ごとですが、私もこの日曜日久しぶりに外食に行って来ました。三連休の中日で一番お客さんが集中する日です。あまりの多くのお客さんに従業員は必死に対応していましたが、空席があるのに入れられない状況で現場は大変そうでした。

 

入口のウェイティング席は多くのお客さんで密になっていました。長らく続いた自粛営業に運営側は心と体がついていかずパニック状態のようです。運営体制を整えて、今日からの通常営業に向け頑張って欲しいです。