中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

まん延防止措置が解除

まん延防止措置が解除されることとなりました。感染者数は減少していますが、まだまだ医療関係は逼迫状態なのでいかがなものかなと思ってましたが、もうこれ以上続けても効果がないと判断されたのでしょう。

 

実際問題として一番影響を受けている飲食店はここ2年ほとんどまともな影響ができていない状態であった。確かに時短協力金は出され事業継続の支えに放ったかもしれないが、そのメリットを享受したのは一部の小規模で家族経営の店でしょう。高い賃料で売上の大きな店はずっと我慢を強いられてきたのです。それだけにこの解除はそういう店には朗報なのは当然ですね。

 

ある居酒屋さんは去年250日休み、今年はまだ3月下旬だが既に54日休んでいるから、ようやく本格的に仕事ができると喜んでおられ、売上向上を期待されています。一方、時短営業に慣れた客が21時以降も来てもらえるか不安もあるようです。期待と不安が交錯する中ですが、「でも今は頑張ってやるしかない」と語っておられました。。

 

コロナで倍近くに膨らんだ借入金の中小企業ではその返済が始まります。赤字になってもすぐに倒産はしないが、資金が底をつくと黒字でも倒産します。コロナの影響が残り先行きが読めない時は、利益管理よりも資金繰り管理の方に必死でしょう。飲食店の廃業が増えつつある今ですが、本当に大変なのはこれからだと思います。踏ん張っていってほしいものです。

 

 

春は人の動きが活発な時期だけに心配もされますが、皆が気をつけていかねばまた同じことの繰り返しになります。皆さん、もう解除されるからもういいだろうと多くの人が3連休には繁華街や観光地に出かけていました。

 

個人ごとですが、私もこの日曜日久しぶりに外食に行って来ました。三連休の中日で一番お客さんが集中する日です。あまりの多くのお客さんに従業員は必死に対応していましたが、空席があるのに入れられない状況で現場は大変そうでした。

 

入口のウェイティング席は多くのお客さんで密になっていました。長らく続いた自粛営業に運営側は心と体がついていかずパニック状態のようです。運営体制を整えて、今日からの通常営業に向け頑張って欲しいです。