新聞によると企業が今、高卒者に注目している
らしい。現場の人手不足を海外人材で急場を凌
いでも、今や女性の就業率も7割を超え女性と
シニアの就業率に対する潜在労働力は6%位で、
2022年にはまた人手不足になると予想されてい
る。そこで今注目されているのは年間18万人の
高卒者だ。大卒就職者の4割程度の規模だが学
歴不問の会社も増えているようだ。確かにA I等
の普及で大卒でないとできない仕事もかなり限
定されてくるのだろう。こういった若者の労働
意欲を高める動機付けをしていけば費用対効果
の高い労働力になるだろう。
また中長期的に人手不足に対応していくには働
き方改革として、従業員の待遇改善と生産性の
向上を目指した仕組みの確立が必要だ。従業員
の待遇改善には、休日や休暇の取得率の向上、
長時間労働の是正は当然だろう。でも単に従業
員の待遇の改善だけでは会社としてやっていけ
ないので、同時並行して生産性の向上を図らな
いといけない。業務の見直しは当然のことで、
単能工から多能工への転換、業務の標準化に向
け業務マニュアルを作成して徹底活用、従業員
の教育訓練をしなければならないだろう。会社
と従業員が共に喜びを共有できるようにしてい
きたいものである。