中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

人に誇れる資格を取得しライバルに差をつけよう!

「勝って驕らず、負けて腐らず」とはよく言うもので、成功した人が語る名言でもある。

 

しかし、勝って驕り、負けて腐る人はけっこう多い。

 

負けて言い訳をして自分を正当化する人も情けないが、勝って人を見下す人はもっと見苦しい。自分が勝ち組と何か勘違いし周りが見えない愚か者はタチが悪い。こんな器の小さい者が、国家資格試験の合格を目標として、頑張っている人達に対して、それを全否定し、言葉の暴力で侮辱してはならない。

 

 

みんなが欲しかった! 中小企業診断士の問題集 (下) 2020年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)

みんなが欲しかった! 中小企業診断士の問題集 (下) 2020年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)

 

 

 

成功者は周りの人が自分の事を尊敬の眼差しで、いつもその生き方を参考にしているとの意識を持ち、成功者だからこそ、偉ぶるんではなく常に謙虚な姿勢で、周りの人達に好影響を与えて欲しいものである。勝って天狗になり、その内、足元をすくわれて失墜した人間を私は多く見てきたから強く思う。

 

 

 

昔、ある武道のカリスマ創始者がよく言っていた名言で、

 

「頭は低く目は高く、口謹んで心広く、孝を原点として他を益す」がある。

 

儒教思想に基づく教えになるが、 頭は低く (謙虚でありなさい) 目は高く (気高い意志、高い目標を持ちなさい) 口を謹んで (悪口、汚い言葉は我が身を滅ぼす) 心広く (大きな心をもって怒りの感情などに振り回されぬように) 孝を原点として (親への孝行の精神のように) 他を益す (世のためになるような生き方を心がけなさい)

 

ということである。私はいつもこの明言を念頭に人生を歩んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

全てを犠牲にして難易度が高い国家資格試験の為に必死に頑張っている人に対して、その資格をダメとか、役に立たないとか批判してはならない。

 

また知りもせず、受けたことも勉強したこともない人まで、同調して批判する人もいるのは悲しいもの。

資格勉強を頑張る人は、そういう揶揄だけして努力しない愚か者に対しては、可哀想な人達と同情してあげ、自らはその人達とは違う土俵で、人生を勝負していけばいい。

 

 

 

 

私の自慢である「中小企業診断士」は、今でこそビジネスマンが取得したい国家資格(日経、2016年ランキング1位)だが、昔はそうでもなかった。難易度が高いため、皆が取得を諦めたものであった。私は行政書士も持つが、ある行政書士先生からはこの資格を持つ私を相当羨ましがられ、私も評価して頂き大変嬉しかったものである。

 

 

因みに行政書士先生の中でも、この中小企業診断士の資格取得に向けて勉強しておられる先生は多い。私がスーパーゼネコンや大手ビールメーカー・電機メーカーの幹部などから評価され、取引実績ができて今もお付き合いができるのもこの資格があったからである。

 

 

そもそも私がこの資格を取得しようと思ったきっかけは、上司が勉強していたからだ。

私も家庭を持ち将来のことを考えた時、自分には人に誇れる強みがないことを危惧していた。その時、この中小企業診断士の資格を勉強している上司がおり、その人に刺激を受けたのである。

 

 

 

私自身、独学でまた最も仕事が激務の時のスタートで、何度も諦めかけたものであった。時間をかけて、回り道もしながら、また相当の紆余曲折を経ながらも、何とか合格することができたのは、絶対受かってやるぞという執念が自分をずっと鼓舞させたからである。

 

因みにその上司は途中で頓挫されて、その頓挫理由をこの資格は勉強しても意味がないと周りに説明されていたが、周りの人間は異口同音に、「挫折した根性なしが見苦しいよね」と言っていた。

 

私が苦労に苦労を重ね合格したことをその上司に言うと、「そんなん取っても実務には何の役にも立たないがな」と言われ、こっちも褒め言葉をあまり期待していなかったので、さほど驚くことはなかったが、可哀想な人だなと同情した。

 

その上司はその後、出世競争から外れ会社を追われることになり、これといって人に誇れる資格も実績もなかったので、1年程は無職だったと聞き、その後も転々としているらしい。

 

 

 

 

これらはイソップ寓話の「アリとキリギリス」の話と同様だ。キリギリスのように将来の危機への備えを怠ると、その将来が訪れた時に非常に困ることになるので、アリのように将来の危機の事を常に考え、行動し、準備をしておくのが良いというものである。

 

 

 

私としては、この中小企業診断士の資格取得を通じて思ったことは、実務で役立つ事も大事だが、経営学を理解し、経営に精通しているという称号を勝ち取った事が大きかった。

 

実際には名刺に乗せることで、取引先は身構えるようにもなり、交渉も優位に運べたし、会社内では努力家と高評価され、色々な仕事を任せてもらえるようになった。また人脈も豊富になったのは自分の武器でもある。

 

何よりも、元来、あまり自信のなかった自分が自信を持ち、前向きな仕事ができるようになったのは大きい。

 

正月休みも終わり、今日から仕事始めである。同時に、資格試験を頑張る人は、また大変な一年になるであろう。辛くはあるがやりがいのある資格への挑戦だが、努力しないつまらん人の国家資格への雑音は無視して目標達成に向けて邁進しよう。目標達成した時の喜びは、言葉では表現できないくらい感極まるものである。それを味わう為に努力を怠らず日々頑張っていきましょう。

 

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