中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

コロナは私たちに試練を与え成長を促してくれている!

今年も早いものでもう3月です。相変わらずコロナで疲弊している事業者は多いですが、ポストコロナで前向きな投資を計画する社長も増えてきました。補助金を活用して、早くこの状態を打開しようと真剣に取り組んでおられます。2年も辛い思いをされてましたから当然ですね。

 

特にコロナの影響を受けた飲食業界も最近は出店を計画している店が増えて今う。また既存店の店内外の改装に着手するお店も増えており、居抜き物件に於いても動きは活発になっているようです。

 

そんな中、新規感染者数は減少傾向にあるとはいえ、医療のひっ迫状態から大阪など18都道府県は6日で解除する予定だった、「まん延防止重点措置」が21日まで延長することが決まりました。もう少しの辛抱だとは思いますが、事業再生を実現させるためにも、しっかり今のうちに社長は戦略を練ってほしいものです。

 

社長は孤独なもので、会社の発展と社員の雇用の安定を常に考えながら、一人で重責を背負い、先行き不安の中で事業の舵取りを担っています。高齢になり、特に後継者がいない社長は、「この先どうするか、従業員の生活をどう守るか、顧客や取引先に対してどうするか」、に悩んでいます。でも悩むのは人生の停滞、どうすれば解決できるか、とことん考えるしかありません。

 

 

 

先行きが不透明の中、経営意欲を失った飲食店経営者が相談に来られました。やめたいけど賃貸借契約で原状回復義務があり、スケルトンにしないといけないが、その費用がないから撤退したくてもできないと悩んでおられました。店にもよりますが、今は売却できる時代です。造作物や営業権など交渉次第で何とかお金をもらってうまく撤退できる場合もあります。

 

その為にはお店の磨き上げが大切です。その店は価値があると思えば、買い手はお金を出してくれます。要は売り手と買い手の交渉力ですから、その価値創造の為にお店を魅力的なものに磨き上げないといけません。その為に努力しましょうとアドバイスしました。

 

コロナの影響で当たり前が通用しなくなった今、柔軟に変化に対応できるようにも自身も磨かないといけません。コロナは私たちに試練を与え成長を促してくれています。こういう風にプラス思考で考え頑張りましょう。