ある外食チェーン（ファミレス）に行ったら足の不自由な女性がホールで働いておられた。その店は大型店でもあり、ホールは作業動線も長く大変だろうなと思いながら見ていた。
その方はサービスワゴンを使って料理提供や下げ物を中心に一生懸命に頑張っておられた。
私はもっと作業動線の短い調理場の方が、本人の作業負担も軽減され、またお客様も気を使わずにいいのではとも思ったが、ご本人がイキイキとされていたので、その方がいいのかなと思ったものである。
ランチの繁忙時に近づいた頃、客席に態度の悪い２人連れの客がおり、その女性が済んだ食器を片付けに行った。私はその悪客の対応が心配で見ていたが、２人とも自らの食器をワゴンに置いてその女性の片づけを手伝っていた。女性がそのお礼を言うと２人とも笑顔で応じていた。
人は見かけじゃない。２人は意外にいい人なんだとホッとし感心した。人は本質的に悪い人はいないと思った出来事である。
