会社内は我欲の塊的な上司が必ず存在する。自分の出世の為に周りの人間を徹底的に利用し、使えない部下と分かったら消耗品のようにポイ捨てする。
自分に苦言を呈する人間に対しては高圧的な態度で、徹底的に否定し排除する。優秀で頼りになる部下でも、自分に意見を言うならすぐに潰しにかかる。
自分の思うままに組織を動かす為、イエスマンで周りを囲み、社内で絶対的地位を築いていきやりたい放題だ。こういうカルロス・ゴーンのような上司はけっこう多い。また周辺の人達も自分の出世の為にこの上司にひたすら従順となって仕えるから、またこの上司が勘違いする。
部下は部下で今まで仕えてきたこの上司が出世コースから外れるとこれまた容赦なく次に出世しそうな上司にすぐ乗り換えていく。どっちもどっちの関係でもあるから醜い人間関係である。
最近は、「支配型リーダーシップ」から「支援型リーダーシップ(サーバントリーダーシップ)」への転換が促されている。
従来の支配型リーダーは自己中心的な考えで組織を動かしていく。自己の権力保持の為にやたらとライバルに攻撃を仕掛け社内での地位を意識する傾向にある。部下に対しては、その権力を使って一方的に指示や命令を出す。それが支配型リーダーのコミュニケーションである。そして責任は部下に取らせ自分は知らんふり。部下は自らを犠牲にして我慢すれば、上司に恩を売る事で将来の出世を期待する。
上司も今の若者世代はこういうやり方は通用しなくなってきている事に気づかなければいけない。事業を取り巻く環境変化が激しく変化しており、人材の多様化が求められている中、何でもトップダウンは特殊な組織以外はあり得ない。
ミドルトップダウン、ボトムアップが求められている今の組織環境を理解せねばならない。
ミドルトップダウンは、スピーディかつ変化の多い環境下で経営成果を確実に上げる為には、社員一人ひとりが主体的に考え行動する全員参画経営が必要不可欠である。
その為には、全員参画経営の肝となるのが、経営と現場のギャップを埋めるミドル層である。
高校野球でさえ、押しつけ型から自主性を重んじる指導方法に転換している。
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一方、支援型リーダーシップのサーバントリーダーシップは奉仕の精神の元、部下を中心に考えた組織運営を行うものである。信頼関係を重視し部下の話に耳を傾け、協力しながら組織の目標を達成知るものである。組織構成員のモチベーションを高め自ら能動的に働く集団を形成していく。その頑張った上での失敗は怒り責めるのではなく次での成功につながるような学びの場に変えている。
(最後に)組織を円滑に牽引するリーダー!
総ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である筈である。もちろん会社内では共通の目的を達成する為に制限がかかる部分があることは否めないが、それでも部下の人権を無視した奴隷的扱いをする上司は許されない。
総ての人は一人ひとりが、人であるということだけで「かけがえのない」、「尊い」、「大切な」なものである(人の尊厳)ということを理解して上司は部下を指導しないといけない。そうでないと上に立つ資格などない。