中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

第三者の助言には謙虚に耳を傾けよう!

 

 

学校での勉強の結果は通知表で学期末に渡され、努力の成果や不足している現状を数字で示してくれ、子供たちは学習態度などの所感と共に、反省したり自信をつけたりするものである。またそれらを課題にして次の学期に臨み、自らを理解しながらモチベーションを高め成長するものだ。

 

ダントツ人気の会計士が社長に伝えたい 小さ な会社の財務 コレだけ!

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会社も同様で一年間の成果を決算書という学校で言えば通知表なようなもので、自らの一年間の経営成果を見るものである。会計には、会社外部の利害関係者に対して経営成果を示す「管理会計」と会社内部の人達が自社の経営状態や今後の課題を理解する為の「財務会計」がある。どちらにせよ、それらの会計数字は重要で経営の根幹を担い将来の方向性を示すものである。

 

 

私の中小企業論

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中小企業は常に税金対策を考えているために家族を従業員扱いしたり、経費の公私混同や過剰な交際費など、本来の経営と違った数字になることも多いもので、なかなか実態がつかめない。また一番の問題は会社の内部を第三者に見られたくないという気持ちが強く、経営は我流で貫くといったワンマン中小企業社長が多い点である。

 

 

 

通常、建設業許可が必要なら「行政書士」に、商業登記や不動産登記が必要なら「司法書士」に、税務申告は「税理士」と大概の社長は連想し実際に依頼する。中には許認可や登記は独力でやる社長もいるが「餅屋は餅屋」で専門家に任せて、自らは自分の仕事に専念という社長が多いのが現状だ。

法人の税務申告は自分たちでは無理なので税理士に依頼する。だから中小企業の身近な存在で良き相談相手は「税理士」になるのである。

 

様々な経営課題を認識しても「中小企業診断士」に依頼する人は少ない。この国家資格の認知度不足もあるが、診断士に入って来られて「会社の問題点をあれこれ指摘されたくない、現状を知ってショックを受けたくない、経営くらい我流で十分できる」と言うのが拒絶する理由である。

 

あくまでも我流でやりたい中小企業社長が多いのだ。だが我流で複雑化・高度化した経済社会にうまく適合しながら会社を存続させるのはそんなに簡単ではない。経営はそんなに甘くないと思う。

 

社長のための「中小企業の決算書」読み方・活かし方

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「知るは一時の恥。知らぬは一生の恥」で、知らないことを人に聞くのはその瞬間は恥ずかしいものだ。いまさらそんなことを聞けないは誰でもよくあることである。しかしその時は恥ずかしくても、それを聞かず一生知らないことはもっと恥ずかしいことだ。知ったかぶりせず素直に謙虚な姿勢で聞いて学習しよう。

 

会社は社長だけのものではない。自分の家族、従業員とその家族、取引先や顧客、金融機関と多くの利害関係者の存在を認識して経営に望まなければいけない。自分が少し恥をかくことくらい小さいものだ。

 

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