中小企業診断士/行政書士 中村事務所

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最低限の労基法は守ろう!

私の友人が勤めている会社で気に入らない社員がいたら、すぐに首を切るエゴ丸出しの社長がいる会社があるらしい。訪問販売会社で独特の「売れ売れ」をスローガンにした会社で、売れる営業マンには相当の報酬を支払うが売れない営業マンは最低労働賃金ラインである。

 

 

 

三か月を試雇用期間に設定し、その間で使えないと思ったら即解雇だ。試雇用期間であろうが正式雇用であろうが、即日解雇の場合は30日の手当て、解雇予告期間は30日前までだ。労基法を完全に無視した会社である。また営業成績が落ちた社員は、奴隷的拘束で徹底した嫌がらせをして辞めるように持っていくが、その対象者は気の弱い人を中心に選定し、後で文句を言わせないように圧力をかけているようだ。

 

他の社員への見せしめのように使われるケースが多く、わが社で売れなかったらこういう目に合うよと無言の圧力である。売った営業マンは徹底して持ち上げ、特別報酬をいくら払ったとみんなの前で発表するが、その人が売れなくなると特別報酬を払わないだけでなく、売った実績に対しても何かとケチをつけ減給する器の小さい社長だそうである。

これだけ労働者が守られている国で、社員を使うだけ使い必要なくなったらすぐに捨てるという心ない時代遅れの会社。社員は組織の歯車でも感情を持った歯車であり、その歯車には家族もある人が多い。守るべきものがある人は必死だ。

 

ある日、突然、営業成績の悪さを原因に解雇を告げられたら社員は相当ショックなはずである。守るべき家族がある人であれば尚更だ。解雇を告げられ、家族にも言えず、その翌日も会社を周りをうろうろと時間つぶしをしていた解雇社員もいるらしい。人の痛みが分からない社長のエゴ丸出しの会社は成敗されなければならない。

 

労働基準法で社員が守られており、そういう違法なことをしたら労基に駆け込まれるのは通常なら当然だが、そういった反旗を翻さない気の弱い人を狙って人員整理する姑息な会社。しかし不思議だがそんな会社でも人は入ってくる。既存の社員はこれ以上、犠牲者を増やしたくないと絶対に友人を紹介しないと皆が言っている。そういう前に自分の身の振り方を考えねばと思う。

そこを辞めてもう人に使われるのが嫌だと独立して成功する人も多いみたいである。その点は社会貢献してるのかな?

独立して「一国一城の主」になり、自分が勤務時代に受けたおぞましい経験を人には味わいさせたくないといった心意気と使命感を持った人が成功するだろう。

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