先日、広島カープの公式戦の抽選券を
求め、平日昼間なのに5万人が殺到し
大混乱が起きたらしい。運営会社も
かなりのお客さんを想定して警護や
チケットの準備を徹底していたらしいが、
それを大幅に上回る購入希望者数で警察から
きつい注意を受けたのことだ。私は40年
社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい (アスカビジネス)
- 作者: 山本憲明
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2017/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
近く熱狂的な広島ファンで、ペナント中は、甲子園で試合がある際は駆けつけ、ない時は
ケーブルテレビで生中継や録画で全試合を
見るようにしている。昔の広島カープからは
考えられない今の異常なる人気。巨人戦でも
空席が目立ち、日本シリーズでも満員に
ならなかった唯一の球団だった。
14年連続Bクラスと低迷していたが、
新球場をきっかけに人気が出て、観客動員も
相当増え、業績がかなり向上し、選手への
利益配分や練習環境・福利厚生も拡充され、
選手も奮起したことで強いチームに変身した。でも一番は新球場効果だけでなく、マーケティングが成功した結果だと思う。ターゲットを若干広めに設定し(もちろんやたらと拡散させるのではない)、野球の試合を売り込むより家族全員がレジャーとして楽しめるアメニティー球場のおかげで入場者が大幅に増えたのだ。バーベキューあり、アスレチックあり、その他多くの野球とは関係ない娯楽設備でみんなが満足している。野球を前面に売りこむのではなく、アメニティーを売り、結果として野球に誘導しているやり方だ。よくステーキレストランで、「ステーキを売るな。シズルを売れ(ジューシー感、料理提供の時のあの音)」と言われるのとよく似ている。カープ女子もその発想だろう。それにしてもプロ野球界全体もそうだが、イケメンやスタイルのいい選手が増えてきたなと思う。女性ファンが増えるのも当然かな。
こういった点は技術があってもマーケティングを
軽視し、宝の持ち腐れ状態の会社は見習おう。