国は社会保険料の負担者を増やす為、企業は人手不足対策の為に、
更なる定年延長を検討中だ。確かに将来の社会構造や労働問題を
考えると必要になるだろう。しかし組織の新陳代謝ができるか
否かが問題になる。確かに能力あるシニアは知識・経験・ノウ
ハウ・人脈など活用価値がたくさんあり、それを持ったまま
労働市場から退出されるのは勿体ない。それだけでも大きな
価値を喪失する。しかし皆が同様ではなく中には情熱や意欲を
失った能力のないシニアも存在する。画一的に皆を雇用延長
したら、組織内の力関係も含めて台頭するやる気のある
若手社員の目を摘むことにもなり兼ねない。そしてそれらが
老害にもなるし、「愚痴、自慢話、説教」をされたら仕事の
邪魔にもなる。若手が仕事をやりやすく、またシニアの能力を
フルに活用できるような人事労務システムを確立してうまく
運用していきましょう。そして会社・若手社員・中堅社員・
シニア社員みんながやりがいと生きがいのある会社にして
いきましょう。