サービス業の生産性は低い。過剰なサービス競
争だが価格に転嫁できず長い労働時間の割には
付加価値が低い。その結果、費用対効果が低く
生産性が低いのである。営業時間も客に迎合し
過ぎ客の利便性重視から設定している。働き方
改革を契機に殆どの業種業態が営業時間の見直
しなど体制を刷新しており労働環境を改善して
生産性の向上を目指しているのはいい傾向だ。
機会損失を嫌う外食小売も目先の売上より従業
員の休日を優先し働き手の満足度を高める営業
方針だ。仕事のモチベーションを高め従業員の
満足度を高めれば、顧客満足に向けて従業員は
頑張ってくれる。そういった体制を確立すれば
売れる仕組み・儲かる仕組みができて従業員と
会社がウィンウィンの関係になるだろう。また
年末年始の休みが定着すればもっとサービス業
界で働きたい人が増えるだろう。これだけ社会
が豊かになると求人者の応募基準はお金より休
日や労働時間にシフトしている。今後もこの現
実を認識して福利厚生も含めた労働条件を見直
していこう。