はれのひ元社長が破産原因を「店が増えれば収
益が増えると思った」、また税理士から資金繰
り上の指摘を受けても「経理が苦手で分からな
かった」との事だったらしい。こんなのが社長
だったのが大間違いだ。一生に一度しかない成
人式で、晴れ着を着るのを楽しみにしていた新
成人や親御さん達が気の毒過ぎる。そういった
人の気持ちを、踏みにじったダメ社長のお粗末
な言い訳。ここで改めて思うが、店を急速に拡
大させる会社は、勢いがあるか、資金繰りに困
っているか、どちらかである。後者は新店の現
金回収で資金繰りに充当させるのが必死でこれ
で生き延びようとする。新規出店したら半年位
はお客様であふれて現金売上が上がるからだ。
同じような話で、経営が行き詰まり、もうこれ
以上はムリと分かっていながら往生際の悪い社
長がいる。倒産させるつもりなのに、求人広告
を出したり、商品を発注したり、融通手形を乱
発したり、売掛金を期日前に現金回収したり、
と悪事の連発。これで「ギリギリまで懸命に頑
張ったんだが」と破産手続きの申し立て。これ
で免責されるとは世の中の矛盾だ。