中小企業診断士/行政書士 中村事務所

飲食店支援専門の中小企業診断士行政書士です。事業承継の支援も致します。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「令和」の時代、2025年問題の解決も早めに着手せねば!

2025年問題。団塊世代(1947年~49年生まれ)がみんな後期高齢者(75歳以上)になることで、医療費や社会保障費の増大が懸念される。ただでさえ財政赤字の状態で若者世代にその負担が重しとなり、社会全体に歪みが生じる恐れがある。もう待った…

中小企業診断士の独立開業!

よく「中小企業診断士」での独立の事を聞かれる。最も社会人に取得したい資格で1位になったこともあり、難易度の高い資格ではあるが、何の人脈も当てもなくいきなり開業はリスクある。協会から直接、仕事の紹介がある訳でなく、独力で開拓しなければいけな…

女性やシニアの飲食店開業希望者が増加中!

飲食店の開業希望者は数字(7.5%)が物語るように人気が高い。女性やシニアなどからの開業相談もより一層多くなっている。衣食住の中で節約に限界がある食は景気動向により、外食⇒中食⇒内食にシフトすることもあるが、お祝い事などの「ハレの場」には外食を…

行政書士「建設業許可申請の基礎研修」

昨日は行政書士業務の中でも取扱者が多い、「建設業許可申請の基礎研修」に参加した。私は以前、スーパーゼネコンの一次請負会社の経営顧問を4年やった経験があり、その会社の工事現場の安全パトロールには何度も参加して、ある程度は建設業の仕組みや現場の…

マニュアル人間では進歩はない!

士業集客の教科書 作者: 大林亨輔 出版社/メーカー: ファストブック 発売日: 2017/12/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る マニュアルは新人でも最低限の作業水準を維持する為の業務手引書である。この業務手引書があるお蔭で、外食チェーン店…

妥協することなく目標達成を!

私は将来的には自分の店を持ちたいという夢があり、「のれん分け制度」のある外食チェーン企業に入社した。そして最初に実地研修を一か月実施した後、配属された店舗で現場の実務を経験している時、たまたま店長が退職する事になり、私が穴埋め人事で店長に…

下請からの脱却で自立を目指せ!

親企業が下請けいじめをするのはよくあることである。親企業が優越的地位を濫用し下請事業者に不当な行為をしないように「下請法」があり、公取委が監視している。しかしそんな法律があるからと不当な扱いをされたらその法律を根拠に親企業に意見したり、公…

飲食店はホスピタリティが大切!

飲食店は労働集約型の産業で、セントラルキッチン(店内調理を少なくするための集中調理向上)や調理場内の機械化が進んでいる外食チェーンもあるが、接客は当然のこと、まだまだ人手を要するオペレーションになっている。それだけ人の良し悪しが、店の栄枯…

資格取得に向けての心構え!

AIDMAという法則がある。頭文字をとった消費行動プロセスであり、大きく分けると認知段階⇒感情段階⇒行動段階となる(A=注意I=興味・関心D=欲求M=記憶A=行動)。 その商品を知らない人に案内し注意を喚起し認知してもらう⇒その商品に興味や関心を持って…

明確な夢とビジョンがあれば起業しよう!

煩わしい人間関係から卒業したい、会社ではできない事を実現したい、と独立を目指している人が増えている。どうせ苦労するなら、他人の犠牲になるのではなく自分の夢の為に苦労する方がいいだろう。 今、起業相談に来ている若者は、深夜ホテルのバイトをしな…

したたかな「幸楽苑」の成長戦略!

一時期、同業態の「日高屋」に圧倒的な差をつけられ、経営危機が報じられた「幸楽苑」の業績が急速に回復し、今や数少ない外食の勝ち組になっている。株価も前年比倍増と株主も驚異の業績回復に驚いている。 ラーメン技術教本 -人気店に学ぶ、スープ、自家製…

コンビニは「残酷物語」もあるが「成功物語」もある!

「コンビニ残酷物語」、セブンイレブンのオーナーが店舗繁栄の為に朝から夜中まで頑張って、本部に粗利益の4割程度(契約タイプで差はあるが)を支払って、その残りから人件費・業務費・家賃などを支払い、残ったのがオーナーの収入だが、セブンイレブンの…

財務知識のない社長の結末は寂しいもの!

人手不足が原因でビジネスチャンスをなくしたり、顧客対応が悪くなって、大切な顧客を失ったりと人を原因として、業績が低迷さえることはよくある話で、それだけ人という経営資源は会社を動かす上で重要である。だが社長が経営する上で、最も心配し悩み苦し…

社長業はしんどいが一度やったら辞められない!

会社数の99.7%は中小企業、85%は小規模企業。小規模社長は1人で何役もこなし何かあれば、総て自分で責任を取り辛いものである。 ましてや社長も生身の人間で、もし何かあったら会社の今後をどうすればいいのかといった悩みをいつも持っており、心配でしょう…

組織管理は難しい!

キャリアを重ねると人脈&ネットワークは職務能力や実績と同様に重要である。若いうちは浅く広く多くの人と接して仲間づくりをしていくものだが、年齢を重ねると人間関係も落ち着いてきて、狭く深くになり絞り込まれてくるのは自然の流れである。人脈は目的…

自社に適合した経営戦略を策定しよう!

「組織を鍛え、独自の能力を構築し、それを活かして戦えば破れる事なし」との信念に基づく戦略論がある。戦略策定の際「組織の能力重視」と「事業環境の魅力重視」とがあるがどちらを採用するかは経営者次第だ。 「組織の能力重視」は、既存の組織能力を分析…

自立した中小企業を目指そう!

中小企業でも複数の事業を抱える会社は多い。中核事業の補完事業や将来の安定成長に向け多角化経営をする会社など多種多様である。 事業内容や成長段階にもよるが、組織分権化を進め、現場に権限を委譲して迅速な意思決定をさせることが多い。しかし分権化を…

人の良し悪しで企業の栄枯盛衰は決まる!

人はちょっと付き合っただけではその人のことが分からないのは当然である。第一印象が大事とはよく言うものでそれで得してる人は多い。しかしその良さで総てがいいと決めつけ、何の実績も信用もないのに乱暴だ。 「こんな人だったの」との思いをした経験をし…

競争を勝ち抜くには!

「企業が抱えるしがらみ」が成長を阻害すると言われる。確実性の高い事業への投資が最優先され、新たな技術革新への投資が後回しにされるからである。そのしがらみの3つとして、①「既存事業のしがらみ」安定して収益を生み出している既存事業があれば、それ…

中小企業の社長は辛いこともあるがやりがいも多い!

日本の会社数の99.7%は中小企業、85%は小規模企業。小規模社長は1人で何役もこなし何かあれば、総て自分で責任を取り辛いものである。だが社長業は一度やったら病みつきになり辞められない人も多い。実は私もそうであった。やはり使われるより使うほうがいい…

従業員達に騙された素人経営者!(2)

いよいよリニューアルオープンを迎えることとなった。オーナーも仕事をスタッフに任せ、今日は店頭に立ちお客様への挨拶、運営サポートの為に出勤だ。店前には半径2km商圏内に実施した割引券付きのチラシ折込の成果があり長蛇の列である。それを見たオーナ…

従業員達に騙された素人経営者!(1)

ある不動産賃貸業が自社管理するビルの一階で商売されていたレストランから撤退するとの連絡が入った。ご主人の急病で事業の継続が困難となったらしいが、最近リニューアルしたばかりだったのでご主人は相当残念がっておられたと共にその病気を悔しがってお…

素人オーナーが飲食店経営に手を出すと苦労する!

飲食店のコンサルティングをしていると店構えはいいが運営レベルが低く、多額の資金を投入して出店したのに資産価値を大きく下落させている店が散見される。特に素人経営者が経験豊富な店長に現場を任せっきりの店に多い。たまに店舗を訪れ店長と話をするが…

老舗企業のこだわりを承継しよう!

老舗企業にはどんなに自社を取り巻く社会・経済環境が変化しようが、絶対に変えないこだわりがある。それがあるから顧客が息子の代、孫の代になっても永遠に支持してくれるのである。「昔から変わらないメロンパン」「昔のままの洋食屋さん」などがよくテレ…

早いうちから親子で事業承継の話をしなければ!

家督相続を理解している長男がいれば苦労はないが、そういう時代ではない今、子供は職業選択の自由を主張し、家業に見向きもしない。学校を卒業し大企業で生活が安定していたら尚更だ。息子の奥さんの理解と協力も得られないケースもある。子供を後継者にす…

事業承継を円滑に!

先日お会いした68歳の中小社長に事業承継の状況を聞いた。全くしていないとの事でこちらから質問した。「今、ご自身に何かあったら会社は明日からどうなりますか?後継者がおられ社長不在でも円滑に運営できる状態ならいいですが。相続時に事業資産が後継者…

どのお客様も特別扱いに!

売上の80%は2割の顧客がつくるという「パレートの法則」がある。 このパレートの法則はビジネス活動に於いて多様な使われ方をする。 お客様の五感を刺激する! 飲食店の繁盛アイデア77 (DOBOOKS) 作者: 湖?一義 出版社/メーカー: 同文舘出版 発売日: 2018/05/…

2025年問題はもう目の前だ!

日本の中小企業で60歳以上の経営者の中で後継者不在は48%、総ての経営者67%が後継者問題に直面しており、中でもサービス業や建設業が深刻だ。なぜ建設業やサービス業に後継者不在の会社が多いのかは、これらは小規模零細の会社が多く、経営基盤も脆弱で…

今、一人プランが話題だ!

職場の送別会が様変わりし、盛大な宴会は減少しているらしい。3月に集中する人事異動だが、決算という繁忙期から開催されにくい面もある。実際に送別会を繁忙期との理由でしてもらえなかった人が自分への慰労とご褒美に一人送別会をする傾向があるらしく、店…

一気呵成な販促活動で一気にシェア拡大!

「社運をかける」との意気込みをよく聞くものだ。以前、ウイスキーのイメージが強く、ビールでは後発組で4位のサントリーが巻き返しを図る為、プレミアム・モルツに社運をかけた。 スーパーやコンビニエンスストアなど小売店や外食チェーン本部や町の飲食店…